思い出の本を2017/02/22

風邪がぶりかえさないように、今日は休養日と決めて、洗濯と簡単な家事を済ましたら後はベッドに。

書棚を眺めて懐かしい本を見付けて持ち込む。
「海からの贈り物」 リンドバーグ夫人 新潮文庫 吉田健一訳

この本を薦めてくれた友人は去年亡くなった。
アトリエの先輩でお世話にもなり、お宅へもよくお邪魔してご主人からは宇宙や哲学的なお話しを伺うのが楽しみでした。

お二人とも動物愛にあふれてて、捨て猫や、犬捕りから救い出したワンちゃんが愛情イッパイに育てられてたな。
戦後の厳しい大陸からの引き揚げ時の悲惨な体験からかも〜というのは私の勝手な想像です。

その彼女が結婚する前に、今のご主人に贈ったのがこの本だと。
自分を知ってもらいたくてって笑いながら。
早速、讀んで感動しました。

今日は久し振りに、新しい気持ちで読み返しいろいろ教えられたり考えさせられることがイッパイだった。
同じ本でも、年齢と今置かれた環境などからも感じる事が違って来ます。

私よりす〜っとお若かったのに相次いで亡くなられ茫然と〜。
でもお二方が残してくださったことは大きいです。
今日は懐かしさと感謝の思いを新たにしながら讀みました。