気がつけば８２歳

初めての入院経験で保険の還付申請の手続きに市役所に行く。
３年ぶりぐらいだ。
電車で二駅、そこからはバスなのだが３０分待つ。
電車もバスも退院してから初めて乗ってちょっと不安だったが大丈夫な感じで、こうやって少しづつ自信に繋がって行くのだろう。

行く前に電話で仔細に説明を聞いて用意して行ったものを係の方の前に並べ書類を２枚書いてすぐに完了。
市の職員の方々は皆さん笑顔で親切だ。　こちらも気にかかっていたことを次々済ませてホッとする。

帰りのバス停は市役所の敷地内にあるが１時間くらい間があった。
交通不便なことだけが欠点だ。
お天気がよくて日射しが暖かかったからその辺を歩きまわって写真を撮った。
市役所に来る度楽しみに眺める彫刻がある。
天に向かって手を挙げ、凛として美しい姿の女性像だ。
確か台座の裏側に作者名が書いてあったと思うが思い出せない。
「蒼天」の名通りにブルー一色の空をバックに今日は一段と美しかった。

普段来ない駅の近くのストアで気になっていたショッピングカーを買い、食料品とビタミン剤を購入して帰途につく。
帰宅してから用心して休んでいたけど異変はなさそう。

夕方、今年のクラス会のお当番の相棒に電話して
「今年は無理かも」
と対策を相談したが　そのことより久しぶりの電話で話がはずんで元気が出る。
やっぱり幼な馴染みはいいものだ。