ミステリー作家 小泉喜美子2010/01/10

ランプのある静物

今朝の朝日新聞の読書欄で小泉喜美子の名を見つけた。
懐かしい!

40代後半から数年前までミステリーにどっぷりはまってきた。
定番のアガサ・クリスティから古典、新人の翻訳されたのは殆ど齧っている。 
日本のも知名なのは読んではいるがあまり興味は持てなかった。
その中で偶然見つけた小泉喜美子の「弁護人側の証人」を読んで彼女のファンになってしまった。
彼女の名はPDジェイムズ、やルース・レンデル、クレイグ・ライスなどの作品の翻訳者としての記憶はあったが、彼女自身の創作は初めて読んだ。

今朝の記事の見出しは
  売れてる本 見事復活 直球ミステリー 小泉喜美子著「弁護人側の証人」
とある。  旧友に会ったような嬉しさがこみ上げた。
うちの本棚を捜すと、これ以外に
 「血の季節」 「殺人はお好き」 「月下の蘭」
の計4冊が見つかった。  後は引越しの時に紛失したのかな。

もう一度読み返してみよう!!!

今チラッと「月下の蘭」のあとがきを見ると 彼女は築地うまれで歌舞伎に詳しく、後年外国ミステリーに接して、正反対のような両者に共通点を見い出したことを書いている。(後でゆっくり読む)

彼女は1985年、50歳くらいの若さで階段転落の事故死されている。
当時の小さな新聞記事を見て惜しい方が亡くなったと哀しかったことを覚えている。

最近少しミステリー離れしてしまったなぁ。  何故だろう?

コメント

_ くろみつ ― 2015/02/19 00:23

小泉喜美子さん!
懐かしいです。
ハヤカワミステリーは おおかた
持っています。
P.D.ジェイムズ が一番。
皮膚の下の頭蓋骨
原罪
女には向かない職業
黒い塔 などなど。
パトリック.スミス
レジナルド.ヒル
アイリッシュ
レンデル
クラーク
ピーター.ラブゼイetc
元をただせば クロフツ ヴァンダイン
クィーン アガサさんですね。
もっと先は 二十面相(^-^)

ただSFは苦手で~。
残念です。(^_^)
今日は とても嬉しいです。
あと 音楽が好きなのです。
でも 親しい友で 同好はいなくって。


こんな話が出来たのは はじめてです。

_ 美海 ― 2015/02/19 10:09

くろみつさん
お陰さまで古いブログを読み返して懐かしかったです。
かつて毎日夢中になって讀んだ日々を思い出し作家の名前は覚えていても内容は朧、読み返したいです!
引っ越す時に家人の家に引き取ってもらったから今度行ってめくってみよう!
子どもの時に讀んだ二十面相とシャーロック・ホームズは原点ですよね。
SFは星新一が好きです。

音楽お好きな方が羨ましいです!
こんなお話しが出来て嬉しかったです!
有り難うございました。

_ アブダビ ― 2015/04/09 05:51

2015現在、51になる鍼灸マッサージ師です。
偶然に貴兄の記事で30年ぶりに思い出した事があり、コメントさせて頂きました。
実は小泉女史が亡くなられる直前にお会した事があります。
たまたま出版社のメッセンジャーをバイトにしていた時ですが、見本をお渡しした時に、窓から見える船を示して、「先生、船って英語では雌雄があるんですか?」と尋ねました。
相手を高名な翻訳家と知っての質問ですが、
笑顔で、「自船はshe、敵艦はHeね。でも乗っとるとsheに転じるのよ」と教えてくれました。
この後、すぐに亡くなられているはずです。
つまらぬ思い出話をして済みません。

_ 美海 ― 2015/04/09 17:19

アブダビさん はじめまして!
古いブログを讀んでくださって嬉しいです。
小泉女史が亡くなられる直前に会われて、ほのぼのするお話しをされて・・・
ほんと いい思い出をお持ちですね!

事故で亡くなられた新聞記事を見た時は哀しかったし残念でした。
大好きでした!
彼女のお人柄が偲べるような好いお話しを伺わせて戴いて有り難うございます。

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