”老人漂流社会”2013/01/22

漆黒の前の華やぎ
一昨日のNHKスペシャル ”老人漂流社会” に衝撃を受けた。
お金が無くて住む家が無くて身寄りも無くて、施設を転々とする老人の表情のない顔の眼の暗さに胸を突かれた。

歩くことも起き上がることも一人では出来なくて寝ているだけって想像するだけでもたまらない。
若い時には職場での交流も、家族と一緒の楽しみも有った方々だろうに独りになって身体もままならない老後って悲し過ぎる。

人生の最後の時間はせめて優しい愛情の交流のなかで過ごしたいと誰しもが願っていると思う。
昔に比べれば高齢者対策は進んでると思うし支援団体の方々も親切だ。
私の知ってる同じ歳頃の方々はお元気で会えばお互い笑顔が絶えなくて年齢なりに楽しみを見つけている。
身体のグチは誰もが抱えてはいるだろうけれど明るい顔してる。

テレビに映った方達の諦めと絶望の表情に笑顔は戻るのだろうか。
心のケアの難しさに考え込んでしまった。
他人事ではない。
自分だって何時折れるかも知れない。
高齢者だけの問題ではない時代なのかもしれないけれど、せめて今の私にやれることがあるだろうか。

私自身も弱い。 結局家族の愛情に支えられているのだなとつくづく思うようになった。

コメント

_ S.A ― 2013/01/22 19:05

この絵の青を見てるとブログ主様の絵でしょうか。

私もいつかはたどる道だとは思っておりますが、覚悟を決めて生きて行こうとおもっています。

_ Mちゃん ― 2013/01/22 22:14

私も見ました。
胸が痛く、切なくなりました。。。

_ 美海(みみ) ― 2013/01/23 09:11

海辺の家にいたころ描いた絵です。
毎日違う落日模様に人生を考えさせられたものでした。

所詮自分独り、強い心の美学に憧れてますが
まだまだ未熟です。

_ 美海(みみ) ― 2013/01/23 09:21

Mちゃん
あれって ほんと切なかったですね
本当の幸せって何だろう?
周囲に淋しい方がいらしたら いっときでも
一緒に笑顔で話したい。
私も 皆様から元気と笑顔を戴きたい

いろんなことを考えさせられました。

_ 杉並のもぐら ― 2013/01/25 21:11

NHKの老人漂流社会 切ない思いで見ていました。

自分の人生の幕を自分で引けない分 切実な思いです。

_ 美海(みみ) ― 2013/01/25 23:25

杉並のもぐらさん
本当に切なかったですねぇ。
他人事とは思えませんでした。
明日どころか一寸先に何が起こるか判らないし、
自分の意思通りにはいかないでしょうし。
考えさせられました。

_ Clara ― 2013/01/26 12:44

私も見ました。80歳近くまで元気に仕事をしていた男性が、奥さんに先立たれてから段々弱り、お金もなくなり、家を取り上げられて、奥さんの形見の時計と写真だけ持って、涙をこぼしながら車椅子で連れて行かれるところは、胸が痛みました。仏壇に残った位牌なども、片付け業者がゴミ袋に容赦なく入れていくんですね。いつかは自分も・・・と思うと切なかったです。

_ 美海(みみ) ― 2013/01/26 18:24

80歳近くまで元気に仕事をしていられた男性の方、まさかこういう老後が待っていたなんて想像もなさらなかったでしょうね。
切ない って言葉しかないですよね。

私も他人事とは思えませんでした。
笑顔が消えてしまうって悲し過ぎます。

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