”老人漂流社会”2013/01/22

漆黒の前の華やぎ
一昨日のNHKスペシャル ”老人漂流社会” に衝撃を受けた。
お金が無くて住む家が無くて身寄りも無くて、施設を転々とする老人の表情のない顔の眼の暗さに胸を突かれた。

歩くことも起き上がることも一人では出来なくて寝ているだけって想像するだけでもたまらない。
若い時には職場での交流も、家族と一緒の楽しみも有った方々だろうに独りになって身体もままならない老後って悲し過ぎる。

人生の最後の時間はせめて優しい愛情の交流のなかで過ごしたいと誰しもが願っていると思う。
昔に比べれば高齢者対策は進んでると思うし支援団体の方々も親切だ。
私の知ってる同じ歳頃の方々はお元気で会えばお互い笑顔が絶えなくて年齢なりに楽しみを見つけている。
身体のグチは誰もが抱えてはいるだろうけれど明るい顔してる。

テレビに映った方達の諦めと絶望の表情に笑顔は戻るのだろうか。
心のケアの難しさに考え込んでしまった。
他人事ではない。
自分だって何時折れるかも知れない。
高齢者だけの問題ではない時代なのかもしれないけれど、せめて今の私にやれることがあるだろうか。

私自身も弱い。 結局家族の愛情に支えられているのだなとつくづく思うようになった。