かんさいことば2013/01/10

葉牡丹に銀粉の飾りが
もう十日、お正月気分ともサヨナラだ。
玄関の飾りはそろそろどんと焼きがある公園に持って行かなくては。
また1年、色々なことが有って、振り返ればあっという間に過ぎ去って師走だ、新年だって騒ぐのだろう。
つくづく平穏無事な年であって欲しい。

何となく今朝は気疎かったがPASMOの自動引き落としの会社変更手続きのハガキが来ていたので駅に行った。
なかなか話が噛み合なかったが駅長さんが出て来られてやっと希望通りの変更手続きの遣り方が解ってホッとする。

気分転換に図書館に寄ると目立つところに
「かんさい絵ことば辞典」 ニシワキタダシ著 ピエ・ブックス
ソファーに腰掛けて半分ほど見て結局借りて帰った。
見開きに4語くらいがイラスト(マンガ)で用例が描かれている。
 どんくさい けったい ほんま ぬくい
 てんこもり なんきん ほんで ゆがく
 ぎょうさん ちゃう  かまへん かしわ
 めりけんこ しんきくさい ややこしい  ・・・・・
子どもの頃使った言葉がいっぱいで懐かしかったな。
間に関西気質に関する考察も書かれていて頷く。

ただ関西と言っても一括りには出来ない。
京都は独特で大阪はまた違った文化で、神戸市街と阪神間のあいだでもビミョウに言葉は違ったものだ。
女学校に入った途端に標準語に近い言葉をつかうようになったからこの本を讀んで思いだすのは専ら小学生のころの記憶だ。
無口なほうだったけれど、放課後は舗装してない道路や空き地で群れて遊び回ったときの言葉が耳に蘇る。

今も阪神間のクラスメートに会えば地の言葉が自然に出るし、京都に行けば意識して京言葉に合わせる。
言葉だけでない常識の違いも有るようだ。
善意が誤解されることも有ると今頃になって気付かされた。

昭和35年以来は関東に暮らしているのに不思議なものだ。
どちらが性に合っているのかもよく解らないがコミュニケーションの手段として大事にしなくてはと最近益々考えるようになった。