本を2012/08/23

薔薇の花束
明日はアトリエがお休みなので緊張感がない。
「そうだ 本を買いに行こう」
バスの時刻に合わせて大急ぎで支度をして飛び出した。
一番近くのブックオフに行く。
これまで馴染んでいたお店とは違ってまだ勝手が判らないが若い男性の店員さん達がキビキビ動いてられて、ちょっと聞くとサッと案内しながら説明して下さる。
3回目でやっと捜す要領が飲み込めて来た。

教えて戴いた
「しっかりものの老女の死」ジェイニー・ボライソー 創元推理文庫
をまずゲット。
T・H・クックは目当てのが見付からず「緋色の迷宮」を。
クリスティのは多分家人のとこに有るだろう。
後はゆっくり外国文学の棚を見て歩いた。
久しぶりだなあ、こんなに仔細に眺めるの。

懐かしいけれど内容を忘れた本がいっぱいだ。
讀んだ覚えの無いのを選ぶ。
「アヴェンジャー」上・下  F・フォーサイス 角川文庫
「日本傑作推理12選」第1集 エラリー・クイーン編 光文社文庫
ついでに目についた「星の王子さま」が新本のように奇麗だったので思わず付け加えた。 無くしてしまったみたいで気になっていたのだ。

新刊の本以外はブックオフで買うのが習慣になってしまった。
小学生だったころに母が古本屋さんで上質製本の「良寛さん」「一茶」の2冊を珍しく私に買って来てくれたが、父はそれを勤務先の病院に消毒しに持って行って一日待たされた事があった。
職業柄か結構神経質でお祭りや夜店の屋台の食べ物も禁止だった。
戦時下体験で私は全然気にしなくなり、古本屋さん巡りは最大の楽しみだ。
世の中全体の衛生状態が良くなったのもあるだろう。
時には小さな古書店に黄ばんだ昔の本も見に行きたいと思う。

さて どれから讀もうかな。
豊かな気持ちになる。
教えてくださっ方に感謝。