3月10日2015/03/10

哀しみ
今日、3月10日は子どもの頃には「陸軍記念日」だった。
日露戦争で当時の奉天に入城した日だが、無論私は生まれて居らず本と学校で聞く知識しかなかった。

時が移り昭和20年には東京大空襲、市民10万人が犠牲になったと記されている。
私は学徒動員で京都の工場に通っていたが被災した方々から惨状は伺った。

戦後3年程して、仕事で初めて東京に出張したときに皇居端から遠くまで見渡せたのを覚えている。
至る所に戦争の爪痕が残っていた。

それに続いて大阪も、相次ぐ空襲に焼け野原となった
東京大阪だけではない。 日本中、制空権は奪われB29が飛び回り、昼夜警戒警報のサイレンが鳴っていた。

終戦までの半年は明日に希望を持てずただ窮乏に耐える日々だったが両親が居てくれた幸せを今になってつくづく思った。
70年の歳月の重みをずしっと感じる。