夏休みが懐かしい2014/08/04

朝顔見れば夏休みを
朝顔が咲き出すと子どもの頃の夏休みを思い出す。
あの解放感、別に学校が楽しくなかった訳ではないが、毎日好きなことをして遊べる解放感はたまらなかった。

昔は8月1日から31日までだったが、永遠の長さに思えたから形ばかりの宿題もその内にすれば良いと先延ばしもイイところだ。

その頃の子どもは自由だった。 土地柄も有るだろうが、家の手伝いもせず、家族旅行も無し、たまにデパートや宝塚に連れて行って貰ったが殆ど独りで好きなことをしていたな。

阪神間は海も山も近いから友達と海に浸かって遊び、寄宿していた従兄弟の兄さんと六甲山の探検もした。

夕方になれば庭に打ち水して縁側に家族が暫く集まって子どもは花火で興じる。
末っ子の私は黙々と皆の後ろについていた。

夏休みの一番の楽しみは昼間から書棚の有る客間に寝ころんで手当り次第に本を漁って讀み耽れることだった。

冷房なんてない時代。 我が家には扇風機も無かったけれど、窓を開け放して風がレースのカーテンを翻すのが涼しげだった。

戦争が過熱するまでの明るくて自由だった子供時代の象徴のような夏休み、それで今でも夏が好きだ。

プリンターの故障に懲りてパソコンの部屋だけは冷房しているが触ってみると随分熱い。
今日はこれくらいでヤメておこう。