上野の美術館へ2011/08/19

上野公園の蛙
何年振りかで上野の美術館に行って来た。
桜の盛りと秋には大きな公募展を観に行くのが恒例だったのにここ数年は乃木坂の国立新美術館の方に移ってしまっていたのだ。
車に乗せて貰ったので初めての駐車場の大きさにビックリ、上野公園に入る場所も勝手が違ってた。
水のでない噴水のあんぐり口を開けた蛙の彫刻が私の心境そっくりで思わず笑ってしまう。

若い友人の出品している展覧会が目当てだ。
壁面を埋め尽くした絵から夫々の想いやメッセージが伝わってきて目眩をしてしまいそう。
ほんとうに絵を描くことが好き、楽しんでいる温かい雰囲気の小品展だった。
やっぱり絵を描くっていいな。
病後でまだアトリエまで一人で行って描く勇気が出ない。
この臆病に風穴を開けて描いてみたいと思わされた展覧会だった。

美術館を出るとお昼、近くのレストランで中華料理を食す。油と香辛料がチョット心配だったが「創作中華料理」とうたっているだけにアッサリして食後のデザート、コーヒーもとても美味しい。変りばえのしない手料理に些か飽きていた身には嬉しくて回復したんだなって実感が湧いて来た。
お隣のテーブルの年配の数人連れの方々がスケッチブックを広げて絵を披露し合ってるのが楽しそうで、ああ上野公園だなと思う。

帰りは車で乗り換え無しで帰れる駅まで送って貰い一人で電車で小一時間かかって我が家に辿り着く。
無事帰宅したメールをしながら随分自信を付けて貰った1日だったと振り返った。