デパート今昔2010/03/09

アンティークな静物

昨日、医院の待ち時間をつぶすためデパートのなかを歩きまわった。
老舗のデパートだがブティック、靴、宝飾、雑貨などなどのすべてがテナントで占められている。 気がついてはいたがゆっくり見て時代の変化にチョッと感傷的になった。

テレビやゲーム、ディズニーランド、家族旅行などのなかった昭和初期の子どものささやかな楽しみはデパートについて行くことだった。
 (動物園と宝塚はあったけど、デパートのほうが日常的だった)
母親たちの楽しみで子どもはお添え物、反物選びの間はひたすら我慢。  店員さんに反物を広げてもらっての柄選びは長かったぁ。

子どものよそゆきの洋服もデパートで買ってもらった。
その頃の私はお洒落に興味がなかったから、生地もデザインも母任せだった。
 (エピソード:小学3年のころ、オーバーを誂えたら採寸を7を1と読み違えて丈の短いものが仕上がり、折り返しをいっぱいに伸ばしたが、すぐに着られなくなって母がこぼしていた思い出。 どういう話し合いがなされたのだろう)

母の仲良し家族と一緒で、8階建のデパートのあちこち見て回って、買った品は最後に地下の荷物預かり所に纏められていて自宅に届けてもらう仕組みになっていた。

そうして やっと 子どもたちが最大の楽しみにしていた8階の大食堂に行く。
広い食堂の白い布が掛けられた丸い大きなテーブルの一つに陣取る。
テーブルの上には白い土瓶と伏せた湯のみの載ったお盆が置いてあって客は先ず自分たちでお茶を注いで一息入れる。 メニューを見ながら子どもたちの希望を聞く。
皆の注文が決まるると卓上の丸い置物の天辺のベル?を押すと外国映画で見るメイドさんのような服装のウエイトレスさんが姿を現す。 不思議だった。
オムライス、カレーライス、海老フライなどしか記憶に残っていないが、
デパートの大食堂は子どもにとって特別の場所だった。

屋上に子供向けの遊技場が有ったような気もするが、こちらの記憶はおぼろげだ。

昭和12~3年ごろまでの庶民のささやかな幸せの思い出。

コメント

_ 美海 ― 2010/03/10 08:40

パソコンは使えるの?
連絡方法 ないかなあ。
私が書くと全部公開刺されるから、
へんなの来るんだよね。
貰ったコメントは非公開にできるんだけど。

祈る 健闘!

_ 美海 ― 2010/03/10 15:25

そっかぁ
パソコンの機種は関係ないと思うんだけど。

ムスコさんとか 詳しくない?

_ 美海 ― 2010/03/11 00:10

う~ん
このブログ、ASAHIネットのなんだけど、
ここの会員になると メールアドレス貰える筈。
ホームページに案内でてると思う。
入会するだけなら会費350円くらいから。

ムスコさまに聞いてみてぇ。

でも よく解って言ってる訳じゃないから 気にしないでね。
何とかコメント欄続けるからネ(^^)/

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