一人旅への憧れ2010/03/24

旅行途中の小さな駅でのスケッチ
桜がチラホラ咲き始め、樹々もうっすら芽吹きの気配を感じだすと、出不精の私も旅がしたくなる。
夫の定年後は二人で よく旅行したが行く先を決めてお膳立てしてくれるのは夫、私はビデオをさげて呑気について歩いていた。

よく夫とだけとは行きたくない、友達同士がいいと聞くが、私は夫と二人が気楽で楽しかった。
定年後、毎日家に居られたらタマラナイって愚痴も聞く。 半分本音らしい。
きっと良い奥様でご主人のお世話が行届いてらっしゃるのだろうと想像する。 だって皆、仲の良さそうなご夫婦だもの。
私の場合は悪妻で、こちらが頼りながらも好きなことしていられたから夫と一緒が良かった。

でも一人になって、友達と行く習慣はなかったから気を遣いそうだし、一人旅は億劫だ。
以前、旅していた時の流れで、毎月何冊かの旅行案内が届く。
ジパングも大人の休日もずるずる続いている。
特に行きたい所もないが、車窓から景色を眺めているだけの旅行がしてみたいな。
夫が逝って5年経つ。 そろそろ自立しなくっちゃ情けない。
夫と旅して唯一気兼ねしたのは、スケッチして待たせたことだ。
スケッチ旅行もいいかも。