昭和の風景ー落っこちる2009/07/16

たいして広くない庭の真ん中にブランコが作られた。
屈強なテッタイサンが二人来て太い柱を二本立て上に横木を固定して太いロープをぶらさげた。ロープの下のほうに板が付けられただけの武骨なものだったが幼かった私には嬉しい出来事だった。
 (テッタイサンとは力仕事の手伝いをする職業で大掃除で畳を干すときなどきてもらっていた)
幼稚園に行かなかった私は毎日ブランコに乗って遊んだ。最初はおとなしく腰かけて揺らしていたがやがて立って思いっきり漕ぐようななる。体が水平になるくらいまで勢いをつけると青空に飛び込むようで爽快だった。
そんな或る日、一番高く昇った所で不図、今手を離したら大空に舞いあがれるかもと思った瞬間手を離していた。 あとは覚えてない。

気が付いたら座敷で布団に寝かされていて父母の顔が有った。
脳震盪をおこしたらしい。 怪我はしてなかった。
後日母は「梅酒飲んで酔ってたのよ」と言ってたが記憶にない。
その後も懲りずにブランコは大好きだった。 エリとテスは迷惑だったろうな。

黙って夢想好きの変な子だったと思う。
その後女学生になって自転車で川に落っこちたことがある。 5メートルほど下の河原に着地できると思ったのだが結果は落っこちて顎を3針縫うはめになった。
3回目は新婚早々の旅行で瀬戸内海に落っこちかけてかろうじて堤防にしがみつき乗ってた貸自転車だけが海中に沈んで渡し船の船頭さんに助けてもらった事件。 夫は仕事でいなかったのが幸いだった。

コメント

_ ほし ― 2014/06/18 18:18

いやぁ~~ただただビックリ仰天の出来事!!

美海お姉さまは、夢見るオテンバさん(すいません^^;;;)
だったのですね。
NHK朝ドラの花ちゃんみたいです(笑)

でも、大怪我もなく・・・テッタイサン(初めて耳にしました)も
ビックリ!顔負けの美海美少女でしたね^-^//

_ 美海 ― 2014/06/19 08:56

ほしさん
本ばかり讀んでたせいか空想の世界に時々迷いこんでましたぁ。
テッタイさんって関西でももう死語でしょうね。

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