レオナール・フジタ展を観る2009/07/18

アトリエに行く日、裸婦の2回目だ。先日思い切って買ったシュミンケルの水彩絵の具の色の美しさに魅かれて珍しく丁寧に肌の微妙な色合いを追った。 難しい!

帰りに横浜のそごうに寄って「レオナール・フジタ展」を観た。
藤田嗣治の名前のほうが馴染みがある。 太平洋戦争が始まったころかフランスから帰国して展覧会で観て美しいと思った。 当時画家は軍に強制されて皆戦争画を描いている。
戦後彼はそのことで指弾されフランスに永住し晩年に心血を注いで創った「平和の聖母礼拝堂」に眠っている。
私が覚えているのは、オカッパ頭にロイドメガネの彼の風貌と乳白色の輝くような女性像やこども、それと猫いっぱいの大作、洒落た装丁の随筆集などである。
今回の展覧会は違った。 復刻修理された大壁画の「争闘」や礼拝堂のために描かれたキリストのデッサンの数々、礼拝堂の模型や手作りしたいろいろな小物など、初めて観て彼の才能と努力に圧倒された。

疲れたが充実した1日だった。

昭和初期の六甲山2009/07/18

阪神間は背後に六甲連山が屏風のように並び、前は遠浅の海が広がる、山と海の挟まれた細長い地だ。浜辺から30分も歩けば山麓に達する。 神戸港が近いので早くから外国の人たちが居住し六甲山を開発した。
ドライブウェイ、ケーブルカー、ロープウエイなどの設置で山頂には日本初めてと言われるゴルフ場が出来、別荘や住宅も次々造られた。
山頂から俯瞰する景色は素晴らしかった!
小学生になってからは兄や従兄と歩いて登り野草を齧ったり大きな廃屋を探検したり思い出いっぱいの懐かしい山だ。

ぼろぼろになったアルバムの中に昭和初期と思われるポストカードを見つけた。 おそらく夫のお父さんが残されたものだと思う。

スキャナーで取り込んでアップしてみます。上手くいくかしら。

昭和初期の六甲山22009/07/18

画像は1枚しか添付できないようなので追加。
画面をクリックすると大きな画面になります。

昭和初期の六甲山32009/07/18

もう1枚追加します。
このアルバム、80年くらい経ってると思う。引越しの度に古いものは処分してきたのによく残っていたものだ。 
カメラを個人が持っている時代ではなかった。