人情の優しさに2017/04/25

最近はTVのニュースを観ると心痛むニュースが多いと感じるのは、
コチラの心が弱ったのかなと思ったりする。

日曜夜のNHK「ダーウィンが来た!」は好きな番組で欠かさず観る。
でも弱肉強食の世界が少し辛くなってきた。
人間だって動植物のお陰で生きているのだから徒に感傷的になるのもどうかなとは判っては居る。

昨日、街に出掛けて帰りは少し遅くなったら、バスが混んでいたので珍しく段を昇って後部の席に坐った。
段々は苦手なのだけどシルバー席も空いてなくて。

発車間際にご高齢の杖を付かれてショッピングカートを曵かれた女性が乗って来られた。
私よりずっと辛そう。

心配しながらどうしようと見てたら、後部の座席から中年の男性がパッと立って来られて
「お荷物、お持ちましょう」
そろっと後ろから身体を支えながら段を登り、坐られた横で、行き先を聞いて目的の停留所に着くと、一番前の降り口まで付き添って降りるのを手伝われた。

乗客の殆どの方が成り行きを心配そうに眺め、運転手さんも笑顔で感謝の意を。
車内には、ほんわかとした安堵の優しい空気が流れました。

傍らの席に戻られたので思わずお声をかけて、同じ老齢者として感謝の気持ちを伝えずには居られなかった。
チョット照れた笑顔で、
「いやぁ 息子達にもお年寄りを大事にって言うのに、マダ判らなくって」

街では杖を付かれた方や車椅子の方もよく見かける。
お身体が不自由でも自立しなくてはイケナイ世情だ。
若い世代の大変さもよく解ってるつもりだ。

なんだか嬉しい温かい気持ちを戴いて、愛郷心が湧きました。

添付写真は今朝、月一の検診とお薬の処方をして頂きに出掛けた折に見かけた紫木蓮が懐かしくて。