「明治節」の思い出2016/11/03

昭和の始めに生まれた私には、11月3日は「明治節」の印象が強い。
小学生のころは晴れ着で登校した。
講堂の壇上には松と大輪の菊の盆栽が左右に飾られて、重々しい雰囲気の中を学年ごとに入場、着席する。

お決まりの儀式の中で歌われるのが「明治節」の歌で、それまで畏まっていたのがホッとした感じで一斉に立ち上がって斉唱した。
一、
 アジアの東  日いずるところ
 ひじりの君の 現れまして
 ふるき天地(あめつち) とざせる霧を
 おおみ光に  隈(くま)なくはらい
 教えあまねく 道あきらけく
 おさめたまえる み代とうと

三番まで有るが割愛する。
無論、小学生に深いことは解るはずもなかったが、明治に生まれた父母の世代には明治天皇は特別の存在だったらしく、母も義母も敬愛の念が深かったようだ。

朝、見事な青空に誘われて、少し遠くの公園まで足慣らしにと久し振りに歩いた。
池の噴水が見事で暫し見蕩れる。

明日のアトリエ行きの足慣らしのつもりが、少々疲れました。