生き甲斐って?2010/08/19

一本松
先日訪ねた友人のお宅で、彼女のお母様にお目にかかった。
お歳を伺うと丁度私より10歳お歳上、すっかり親近感が湧いて話し込んでしまった。 きりっとして聡明な方だと思った。
足腰も私よりよっぽどお丈夫なようだ。 
お一人暮らしと聞いて、14〜5年前にネットで知り合った友人のことをフッと思い浮かべた。
彼女も93歳、暫く電話してないな。

お母様に、話の流れで何気なく伺った。
「最近は何を楽しんでいらっしゃいます?」
「洋裁が趣味で家族の洋服作るのが楽しみだったのに病気してから今はもうしたくないのよ。」
「私は友達に電話しまくってます」
「学校の同級生はみな亡くなって電話相手はもういないですよ」
返す言葉がなかった。 私の友人も訃報を聞くことが多い。
「近くに話し相手はいないし、もう外出する気にもなれない」
娘さんが毎日のように訪れているらしいが夕方になれば帰るのが淋しいと。
10年後を思えば他人事とは思えない。 それよりお母様に今楽しめることがあって欲しい! 短時間の会話で推し量るのは失礼だと承知はしている。きっと仰らなかったが幸せもいっぱい感じていらっしゃると思う。

翌朝、こちらに移り住んでからの友人二人と偶然であった。
90歳、82歳と私、女学生に返ったように笑いながら他愛ない話がはずんだ。楽しいひとときが貴重に思えた。

その日の午後、昨日気にしていた93歳の友人から1年ぶりくらいの電話、気持ちが通じたのかしら! 嬉しかった。
彼女は自立して早くからホームに入っているが、コーラスを指導したり、パソコンで編曲したり、教養も知識もあって会話が楽しい。
今の悩みは話し相手が居ないことだと言う。
「私で良かったら電話でお喋りしましょうよ」
と都合の良い時間を教えて貰った。
歯医者さんの予約時刻が迫って、残念だったが電話を切った。
でも これから電話で先輩と話す楽しみが増えて嬉しい。

高齢者が求めるモノは何なのだろう。 生き甲斐をどこに求めればいいのだろう と真剣に考える。
歳に関係なく皆が生き生きとできる楽しみを持って欲しい!