昭和初期の学芸会2016/10/25

戦前の学芸会
漱石のことなどから昔が懐かしくて小学生の頃のアルバムを広げた。

小学4年生の時の学芸会で、4人で踊っている写真が目につく。
確かこの年の7月7日に盧溝橋事件が起こり日支事変の始まりだった。

「軍国子守唄」という題名で先生方が振り付けされた。
歌詞も、所作もすっかり忘れたが、母が一番喜んで仲の良かった友人から着物を借りてくる。

洋服ばかりだった我が家には子ども用の着物は暫く習っていた踊り用のぐらいしかなかった。
そのお友達のお宅には、同い年の姉妹がいて、学校は違ったがよく遊んだし、お父様は大手のデパートにお勤めだったから華やかだったな。

私とは大違いで女の子らしく可愛かった彼女の晴れ着で踊った。
人形抱いてナンテ照れくさかったけれど。

中学生だった兄が、この写真を見て
「ヘンに澄ましてるの」なんてカラカワレタ覚えが有る。

古ぼけた写真を見ながら感慨一入でした。

3学期になると敬老会で町中のご高齢の方をお招きして、学芸会から選んだのをもう一度ご披露したものです。

あっ 私は向かって一番左端です。