松茸の想い出2011/11/24

晩秋
お土産に戴いたお弁当の炊き込みご飯の上に可愛い松茸が3枚並んでいた。
「えっ これ松茸?」
ああ そういう季節なんだなと子どもの頃を思い出した。

日の暮れかけた頃に遊び疲れて玄関を開けると奥から良い匂いがむわっと流れてきて、今日は松茸ご飯だと嬉しくなる。
あの頃松茸は庶民の食材だった。
無造作にザクザクいっぱい入っていて何杯もお替わりしたものだ。
秋のすき焼きにも松茸は欠かせない食材だった。

松茸狩りも楽しかった。
山に踏み込んでも素人には難しく案内人が松の根元を掻き分けて見付けてくれた。
採りたての松茸を近くのちょっとした広場に用意された七輪の炭火で丸ごと焼いて手で裂きながら酢醤油で豪快に食した美味しさが忘れられない。

市場で虫食いの素朴な松茸の山盛りを安く売っていたのは何時頃までだったろう。
気がついたら何時の間にか美しい高級素材に変身して料亭などで土瓶蒸しなどに。
我が家では無理して買わなくなってしまって久しい。
でも心尽くしのお弁当の松茸ご飯を久しぶりに味わって懐かしかった。