白内障手術記32011/11/06

ピンクが鮮やか
左目手術の翌朝は看護師さんが当て金をはずしてガーゼに交換してくださったが、まだ外界は見られない。
朝食を済ませて眼科の外来に行ってガーゼが取られて初めてこわごわ辺りを眺めた。
明るい! 白っぽい!
戦後蛍光灯が普及しだした頃の感覚に似ている。
透明感の有る微かにブルーがかった白の世界が広がっていた。

壁にかかっている横長の大きな額の白地にデザインされたハートが5個程ならんでいる絵を片目に手を触れないようにかざして見比べてみる。
まだ手術していない右目ではくすんだベージュ色に暗い色調で描かれているのに手術後の眼では真っ白な紙に色鮮やかなハートが踊っていた。
検眼はまだ時間を少しかけないとハッキリ見えないけれど異常はなさそうで安心する。

病室に帰ってからもあちこちの窓から街のビルや樹々を両方の眼で比べては感慨に耽る。
でもまだ明日の右眼の手術を控えているからやっぱり不安な気持ちだった。