読書の秋2018/10/17

風邪を引いてしまって、今日から行けると楽しみにしていたシニアの絵の同好会も残念ながら休ませて頂く。

所在なさに、ベッドで横になって読書三昧。
気が付いたら寝込んでいたりの一日で、早く治って外歩きの練習が出来るように焦ってしまう。

でもお陰で
 パラレルな知性 鷲田清一著 晶文社 2013年 10月10日発行
を読了。 新しい視野が開けた思いでした。

以前讀んだ「哲学の使い方」鷲田清一著 岩波新書 も引っ張りだして少し読み返した。

自分の年代によって読書の傾向も変化して来たなと思う。
戦争末期の学徒動員で工場に通っていた頃は読書に救いを求めて。
敗戦後の混乱期には、学生は哲学書に走った。

京都は戦災を免れたから、書店には発売されたばかりの
「善の研究」 西田幾多郎著
を求める学生で長蛇の列だったのを思い出す。

私も讀んだが理解は出来なかったろう。
結婚したら工学部出身の夫の本棚にも有って懐かしかったな。

本だけは紙に印刷されたのを讀みたい。
記憶に残る度合いが違うと感じるのは、長年の習慣からかも。
読書の秋、ゲーム遊びも程々にして新しい本を讀みたい思いになりました。

コメント

_ 小諸のきりん ― 2018/10/18 08:28

気温の差が激しいので風邪をひく方が多いようです。お大事に!焦らずに、ゆっくり、体力の回復をはかってくださいね。

_ いっさん ― 2018/10/18 10:33

無事にご退院おめでとうございます。二回り年下のウサギですので、母のことのように嬉しく思っております。いつまでもお元気でいらして下さいませ。
よく名著は三回読むとよいと言われておりますが、私も身をもって感じます。若いときと全く、こんなにも違う印象をもつものかと愕然とします。最近、卒論にした『嵐が丘』を読み返して、あまりに幼い解釈のものを書いたことに顔が赤くなりました。当時の先生、よくお読みくださった・・・と感謝に堪えません。
救いは、先生が書いて下さった批評の「これは、あなたが一生かけて勉強していくことの始まりなのです。今後この主題を折につけ追い求めていかれますように・・・」というお言葉です。

 学生時代の恥を書きました。
どうぞ、ゆっくりご静養なさって下さい。

_ カーリー ― 2018/10/18 13:29

パラレルな知性、図書館で予約してたのが届いたようです。早速借りに行って、読んでみます。他の本のご紹介もありがとうございます。今借りてる本が5冊もあるので、頑張って読みます。風邪お大事に。

_ アスカ ― 2018/10/19 08:11

貴女の読書に刺激され、早速「パラレルな知性」をamazonn の 中古書に注文。 1冊 1円+送料257円で明日か明後日に届く様です。

_ 美海 ― 2018/10/21 19:13

小諸のきりんさん
お気遣いを有難うございます!
ほんと 気は張ってても術後は用心しないといけませんね。

_ 美海 ― 2018/10/21 19:27

いっさんさん
有難うございます。
二回り違っても同じウサギ年で嬉しいです!
ホント、学生の時と中年、そして今読み返すと全然違ったものが見えて〜。
「嵐が丘」懐かしいです。
女学生の頃、旧仮名遣いの世界文学全集で。
でも もう朧です。
新しい気持ちで読んで見たくなりました。
先生のお言葉、身に沁みますね。

_ 美海 ― 2018/10/21 19:30

カーリーさん
うわぁ 嬉しいです。
ご期待に添えると いいのですがぁ
はい 風邪もモウ一息です^^;

_ 美海 ― 2018/10/21 19:33

アスカ さん
うわぁ 便利ですね。
未だにそちらに弱くて、図書館頼りです。

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