気侭に2015/12/01

師走の公園で
ポカッと空いた一日、片付けはイッパイ残っているけれど澄み切った青空には抵抗出来ない。

チョットだけって言い訳しながら公園に出掛けた。
親友と真っ赤になったら一緒にスケッチに来ようねと約束していたモミジはもう盛りを過ぎて冬の気配だ。

散歩にはカメラと簡単なスケッチ用具を何時もバッグに入れている。
裸樹の力強さに魅かれて少し描いてみたが帰宅して眺めると全く未熟。
今度はじっくり画材揃えて挑戦しよう。

最近つくづく思う。
先の見えた限られた時間だが、完成しない願望、知り得ない多くの謎、見ることの出来ない未来が有るから今生きているこの一瞬を大事に楽しめるのだろうと。

柄にもないことを書いていたら無性に昔の本が讀みたくなって脇の書棚を見回すと茶色く変色した西田幾多郎「善の研究」が。

懐かしくてめくると几帳面な夫の字で書き込みがしてある。
彼も戦後直ぐに買ったのだろう。
何十年振りかに読み返したくなった。

今讀めばどんな感想を持つかな。
先ず片付けして今夜の楽しみだ。