映画「少年H」を観て2013/08/23

夕焼け雲
友人を誘って映画を観て街を歩き、今帰って来た。
映画は先日、本を読み返して観たいと思っていた「少年H」だ。
主演の水谷豊はいい味出してて神戸言葉も違和感がなかった。

母親がクリスチャンであるところも私の幼い想い出に繋がる。
ただ母と私が通っていた教会は映画とは異なり洋館で商店街も近代的だったと思っていたが記憶は美化してるかも。

男子校だった中学と女子校は厳しさが違っていたのだろうが私にはそこまでのキビシイ経験はない。
それでも映画を観ながら当時の何も言えない、食糧も衣類もなくて勤労に明け暮れた暗い日々を思い出した。

皆 栄養失調と入浴、洗濯もままならなくて痩せこけ薄汚れていたが映画でそれを再現するのは無理だろう。

H少年に比べて敗戦後、あまり深くも考えず民主主義と女性の参政権、禁断だった本と洋画が観られることに有頂天になっていた自分が恥ずかしかった。

終って遅い昼食を取りながら、少し先輩の友人と当時のことを話し合った。
映画館の大きな音響には辟易したが観て良かった。
今度は一番後ろの席に座ろう。

明日は横須賀の花火だけど天候は大丈夫かな。