読書三昧2013/08/20

青い実
夕べ、正確には今朝の3時近くまで本を讀んでいた。
宮部みゆきの「ソロモンの偽証 第1部 事件」だ。
何年振りだろ、厚さ4センチを超えるハードカヴァーを一気読みしたのは。
解りやすくてグイグイ引き込む文章と内容はやっぱり宮部みゆきさんだ。
ドロドロした感情や屈折した心理は避けたい方なのだが救われる何かが有る。
中学生は今の私にはコドモに見えるが青年に近い感性が描かれていた。

自分のその頃を振り返ると世間知らずだったが、世界文学全集や漱石、芥川、盧花などは何度も繰り返し讀んでたし、大人向けの科学の本も読み齧っていた。
14歳は未熟な果実だがもう子どもではない、でも少しアンバランスな危うい年代だったのだと思うとこの本の主人公達の気持ちに少し踏み込める。
でも半世紀の世相の違いも大きいと感じた。

今日から「第2部 決意」を讀むのが楽しみだ。

先程 また図書館から予約本が入ったとのメールを貰った。
「第3部」かしら?
他に頼んでるのもあるからどの本か解らないが当分は読書の日々が続きそう。