図書館にて2011/12/07

厳しい冬到来
買い物に行ったついでに図書館に寄った。
佐藤愛子さんの新刊「これでおしまい 皆さんさようなら」が目当てだったのだが既に22人待ちで結構皆さんの早い反応に感心しながら予約する。
システム機器入れ替えとかで1週間程貸し出し停止になると聞いて何か借りて置こうと物色した。
そうそう 吉本隆明著で興味惹かれたのがあったっけ。
題名を忘れているから係の方に検索して頂いたらそれらしいのは既に貸し出されていたので代わりに
「思想のアンソロジー」筑摩書房
を借りてから
「これが佐藤愛子だ」と
「ああ玉杯に花うけて」佐藤紅緑
の文庫本2冊も追加した。

例によってエッセーは一気読みしてしまうが60歳過ぎに書かれたものは矢張り若いなと思う。自分のその歳の頃を思い出して懐かしかった。
佐藤紅緑は彼女の父上だ。
少年倶楽部に連載されてあまりにも有名だが私が兄のを讀み始めた頃の記憶には無い。 
私は江戸川乱歩の「怪人二十面相」に夢中になっていた。
興味が有ったのに讀み始めると時代のギャップに少々しんどい感じだ。

「思想のアンソロジー」は私には難しかった。
抽出されると引用された元の全体を読んでなかったり忘れたりしているから戸惑ってしまう。
それでも心に響く言葉が有りそうでゆっくり読んでみようと思う。

本を選ぶのはつくづく難しいと痛感した。