金木犀の香りから ― 2012/10/20
金木犀独特の甘い薫りが鼻孔につんときて何処だろうと捜したら道路沿いのマンションの小さな植え込みの中に紛れてオレンジ色の花が満開だった。
季節だなと風情は感じるが昔から苦手な薫りだ。
きつすぎる。
姿が見えないくらい遠くからほのかに漂ってくるくらいがいい。
生後一年経たない頃に重症の麻疹で奇跡的に助かったそうだがその後、慢性の耳鼻咽喉の疾患で匂いが判らない時期が続いた。
治って来たときに子ども心に世の中ってなんて厭な匂いがするのだろうと思った記憶がある。
良い香りより悪臭の方が辛く、花の薫りもあまり好きになれなかった。 香水は特に苦手。
しかし食物、ことに果物や珈琲、紅茶などのは大好きだったから笑ってしまう。
大人になって学校の時の親友と何年ぶりかでお茶を飲んだとき彼女が
「ここのお紅茶、美味しいって聞くけど私には香りが判らないのよ」
毎日お宅に遊びに行っていた仲なのに初めて打ち明けられた。
私たちが子どもの頃はそういうこと多かったのかな。
人それそれ色んな特質を抱えているのが当たり前、それでどうっていうことはない。
本当の不幸は別のところにあると私は思っている。
久しぶりの金木犀の香りは甘酸っぱく懐かしかった。
そして昔ほどイヤでなく、むしろ気持ちが良かったのは臭覚が少し衰えて丁度よい加減になったのかも。
季節だなと風情は感じるが昔から苦手な薫りだ。
きつすぎる。
姿が見えないくらい遠くからほのかに漂ってくるくらいがいい。
生後一年経たない頃に重症の麻疹で奇跡的に助かったそうだがその後、慢性の耳鼻咽喉の疾患で匂いが判らない時期が続いた。
治って来たときに子ども心に世の中ってなんて厭な匂いがするのだろうと思った記憶がある。
良い香りより悪臭の方が辛く、花の薫りもあまり好きになれなかった。 香水は特に苦手。
しかし食物、ことに果物や珈琲、紅茶などのは大好きだったから笑ってしまう。
大人になって学校の時の親友と何年ぶりかでお茶を飲んだとき彼女が
「ここのお紅茶、美味しいって聞くけど私には香りが判らないのよ」
毎日お宅に遊びに行っていた仲なのに初めて打ち明けられた。
私たちが子どもの頃はそういうこと多かったのかな。
人それそれ色んな特質を抱えているのが当たり前、それでどうっていうことはない。
本当の不幸は別のところにあると私は思っている。
久しぶりの金木犀の香りは甘酸っぱく懐かしかった。
そして昔ほどイヤでなく、むしろ気持ちが良かったのは臭覚が少し衰えて丁度よい加減になったのかも。


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