今日から九月に2012/09/01

昨夜の満月と今日の空
昨夜の満月は美しかった。
月に2度あるのは珍しいとテレビで聞いた。
暗くなるのを待ってカメラを向けたが雲一つない中天の月はさまにならない。
やっぱり眺めているのいいなと涼しいベランダに出た。

今朝目が覚めたら雨が降っている。
黒雲が凄い勢いで流れて激しい雨が、その後に青空が少し覗いたり落ち着かない。
夕べ、満月の輝きが見られたのはラッキーだった。

外出は諦めて身の回りの整理をする。
公共機関からのお知らせ、カード類、同窓会、心覚えの切り抜きなどなどで仕分けから洩れたが捨てるのも不安だったのが一杯溜まっている。
殆どはゴミ箱行きだった。
結構神経使って疲れる。 これからは即決で始末して行こう。
置いておいて役に立った事は皆無に近い。

まだ気になってる所はイッパイ有るが終わりにしたところで電話が掛かってきた。
先日、手術した友人の元気な声が飛び込んで来た。
無事に手術を終えて退院したと。
嬉しかったな。
ほっとして私まで元気回復した。
早く会って詳しい話が聞きたいがゆっくり静養してね と願う。

図書館からメールが入っていた。
一昨日受け取ったのは
「すべてを引き受ける」という思想 吉本隆明 茂木健一郎著 光文社
                 
吉本隆明氏の晩年の言葉の数々が重くいろいろ教えられた。
一気読みしてしまったが間をおいてもう一度、今度はゆっくり讀みたいが順番を待ってられる方がいらっしゃる。
雨もあがったから借りに行くついでに返本しよう。
今度のメールの本は何だろう。 メールに本の題名は記されていない。

義母と別れた日2012/09/02

山百合
明け方には天候も回復したので傘も持たずに家人のとこへ寄ってお喋りしているうちに凄い雨になった。
今日は義母の命日で榊を買いに出たのに困ったな。
昼食を頂いてるうちに雨がやんだので
「よばれだちだけど 今のうちに帰るね」
と言ってからコレって京言葉かなと思った。
なにげに話しているが神戸と大阪と京都、横浜、東京の言葉が混在している。
使わないが父の故郷の岡山のまったりした穏やかな言葉も耳に馴染んでいて好きだ。

急いでストアに寄って買い物したが肝心の榊は売り切れていた。
ホームセンターに回り道して例の中国産の榊を買う。
帰宅して神棚を整え、桃もお供えした。
会ったことのない方々よりやっぱり情がこもる。
お位牌の横の写真を眺めて懐かしかった。
義母の想い出は一昨年、去年に書いているが年々義母の事を知ってる人はいなくなるのだろうと思うと淋しい。

これを書いている間に外はまた大雨で雷鳴も聞こえていたと思ったらもう日が射している。
落ち着かない空模様だ。

日本画と縁の深かった義母を偲んで百合の花を。

「ナミヤ雑貨店の奇跡」を讀む2012/09/03

闇夜の花々
一昨日の夕刻に図書館に届いていた予約本は
「ナミヤ雑貨店の奇跡」東野圭吾著 角川書店 平成24年月発行
順番が来るのはまだまだ先だと思っていたので嬉しかった。
夜、早速二章まで讀んで昨晩続きを読む。
面白かった。
五つの独立した話が読み進むうちに微妙に絡み合って大きなストーリーに。
結局読み終わったのは11時過ぎだった。
これまで讀んだ彼の本の中で(3冊くらいだけど)私は一番引き込まれた。
これより前に予約した「麒麟の翼」が待ち遠しくなった。

表紙に小さいけれど目立つステッカーが貼ってある。
「予約者多数ですので期限内にかならずおかえしください」
それで早く回って来たのかな。
今日は休館日だから明日は必ず返却しよう。

本にのめりこんだり、衣類や引き出しの整理をしたりでなかなかCGに取り組む時間がない。
パソコン周りもスッキリさせなくちゃ。
一日が短い。

取り留めなく2012/09/04

夏野菜
朝一番にバスでリハビリに行く。
三十分ほど足腰に電気を掛けてもらうだけだが結構疲れた。
でも大分ましになってきたようだ。

待合室では車椅子の方や手を引かれてやっと歩いてられる方を見かける。
旦那さまや娘さんが面倒を看てられるが無表情なご本人はどんな心境だろう。 他人事と思えないのでつい考えてしまう。

医院の近くのストアで大急ぎで買い物をすましてバス停に急ぐともう乗るバスが到着しているのが見えて焦った。
そういう時は小走りしているからまだ大丈夫みたい。

先案じをするより今を大事にしなくてはと思う。
讀みたい本も溜まっている。
引き出しなどの整理を始めたら面白くなってきた。
再挑戦しているCGは遅々として進まないが諦めてはいない。
今週は久しぶりのアトリエ、水彩画が問題だ。

ふっと自分の歳を再確認して、いつの間にこんな歳になったんだろう と不思議な気持ちになる。
パソコン机の横の本棚の吉本隆明氏の「老いの幸福論」が目に飛び込んで来た。
懐かしくて開くと「新書化にあたってのあとがき」の日付は2011年3月になっている。 教えられた事が多かったな。

夏バテ気味2012/09/05

夏の名残りの木槿
残暑が厳しい。
三時過ぎに月に一度の薬を処方して戴きに医院に行ったら珍しく空いていたので皮膚科と内科の両方をお願いする。
すぐに呼ばれて
「元気無いんです。 手と足が痺れて背中痛くて・・・」
真面目に聞いて下さって納得の行く診断を頂いたので少し元気が出た。
自分でも夏バテだと思いながらも、もしもの事を考えて一応報告する。
こちらは素人なのだもの。
無論、待ってられる患者さんに迷惑掛けないように時間はいつも気を配っているつもりだ。

皮膚科では巻き爪の痛みが治まったので、手術予定をキャンセルして、様子を見て改めてお願いする事にした。

薬局に寄って帰宅してすぐに電話が鳴った。
絵仲間で同じ頃に同じ場所の病気をした親友からだった。
先生の展覧会を観に行ったと聞いて嬉しかった。
「外出できるようになって良かったぁ」
「でも翌日に疲れが出て ダメよね」
「ワタシもそうよ。 夏バテもあるんじゃない?」
彼女は私より十歳ほど若いが戦争での苦労の体験は私の比ではないから精神的にも強い。
話しながらいろいろ元気づけられた。
「頑張るって言葉は嫌いだけど、お互い頑張ろうね」
「うん 今出来る楽しみを見付けよう アリガトウ!」
と言って電話を切った。

身体も心も軽くなった感じ。 
一緒にアトリエに通える日が待ち遠しい。