夕焼け空を見ながら2010/07/11

梅雨明け近い夕空
梅雨明けも近いが蒸し暑く定まらない天気が続いている。
夕方、新聞を取りに行こうと廊下に出たら青空に夏雲が輝いていた。 夕日の紅が少し映えている。
美しい! 慌ててカメラを取りに行って戻ってきたら少し陰っていた。
ホント 空なんて30秒違えば様相が一変する。 折角だから何枚か撮ったら劇的とも言えないがそれなりにいい感じ!
もう夏らしい雲だ。

雲を眺めるのが好き!
見ているうちに、城壁のなかに聳えるヨーロッパの古城、手をふりかざしている大きな白熊、グレートーンの口を開けた巨大な竜、可愛いこどもたち、空翔る犬などイマジネーションはどんどん広がる。
やっぱり夏の空がいいな。
夕日の沈む前後の空も素敵だ! 日によって微妙に違う色のバリエーションはなかなか絵に描けない。
大空を見ていると、心の中のイジイジした思いなんて吹っ飛んでしまう。 

夜空は美しいとは思うけど子どもの頃から苦手だ。 宇宙の神秘に圧倒されて恐ろしくなる。

もうすぐ青空と積乱雲の真夏がくるのが楽しみだ。
その後の透明な青空と優しくたなびく薄布のような雲、川の流れの様な鰯雲などの秋空の風情もいい。

昨日は雲を撮りながらいろんな空と雲に思いを馳せた。
咄嗟のときに手にするカメラは矢張り慣れたリコーのCX2です。

お喋り2010/07/12

タチアオイの花
家の中をを奇麗にするには人を招ずること、脳を活性化するにはお喋りが一番と何かで読んだ。

今日は若い友人が遊びに来てくれて、室内の掃除は何時もより少しマシって程度だけど、話は久しぶりにたっぷり!
半日お喋りして楽しかったなあ。 気心の知れた友達って有り難いとつくづく思った。
世代がちょっと違うと、考えの幅が広がってそれとなく教わる事も多い。
歳とともに物忘れするのは仕方ないけど、せめて柔軟な頭で有りたいと思う。

参院選挙の結果も出て考えさせられる事の多い1日だった。
明日は年上の友人と絵を観に行く約束している。
どんなお喋りが飛び出すかしら。

電子スケッチブックが欲しい2010/07/13

電子スケッチ帳のイメージ
iphoneを使ってみて私にとっては携帯電話だと思った。
盛り沢山に機能はあるのだが最近益々眼が悪くなって小さな画面は辛い。 路線案内や新聞も試してみたが局所的に広げるのは簡単でよく出来ていると感心するが全体のサイズが小さ過ぎる。メールの入力も格段に便利になったしカメラも写し易い。感覚的に使えるから試行していると何とかなるのは有り難い。

使い慣れてくると欲が出た。
iPad位の大きさでスケッチブックが有るといいな。
CGの機能がついていて直接にタッチして絵が描けて保存出来ると楽しいと思う。 専用のペンがついてれば便利だ。
パソコンのようにタブレットを使うのと画面に直接描くのとは感覚的に全然違う。
iPadの仕様を見ると680gとあった。 重い!
400gくらいにならないかと勝手な希望だ。

電子スケッチ帳に電子書籍と新聞と地図と電子辞書が入れられれば即買いたい!  
既にそういうソフトも有るのかも知れないが、本体が大きくて軽くないと無理だ。 
そうなると購買層は限られてくるから、私の夢で終わりそう。

今、念のため新しいiPadを調べたらタブレットペンの写真が載っていた。 紹介ビデオ見て単純な感想、ふちが太すぎる。

杏を貰って2010/07/14

杏の収穫
庭のアンズがいっぱい生ったって電話を貰ったので観に行った。
ほんと今年は当たり年だ!
熟したのが幾つか落ちている。 去年は鳥に突かれたせいもあったが数も少なくてあまり食べられなかったと思う。

それにしてもこの前寄せてもらった時はまだ青くて、よ〜く見ないと実が見付けられなかったのに「ああ 夏が来たんだなあ」 と実感する。
近況交換のお喋りに花が咲き、杏のお土産を貰って帰った。
熟して崩れそうになってるのは今晩の楽しみだ!

以前住んでいた家には、ビワの大木と夏みかんとイチジクが有って食べごろの実から収穫するのが嬉しかった。
でも最後の2〜3年は台湾リスが来るようになって殆ど齧られたしまった。
ビワはヒヨドリが見えない裏側を突ついていたな。
イチジクは油断するとカミキリムシの被害に遭ったっけ。
あっ 桃の木も有ったけれど鳥の突ついたお余りを食べていたな。
果樹を管理するのは大変なことだ。
庭に生った杏を貰って、ここへ来る前のリスやタヌキやアライグマやいろんな鳥たちがやってきた家の事を久しぶりに懐かしく思いだした。

取り壊し2010/07/15

取り壊して更地に
何気なく通りすがりに見ていたガソリンスタンドが或る日閉鎖されているのに気がついて驚いた。
結構流行っていた様子なのに大手もキビシイんだなと感じた。
数日して取り壊しが始まった。
上物は簡単だが分厚いコンクリートを壊すのは凄い音がしていた。
ブルトーザが何台も作動し、大きなトラックが残骸を運んで行く。
あれって何処に廃棄するんだろうとおセッカイな事を考える。

ついでに思いは敗戦前のころにタイムスリップした。
8月15日の終戦前の今頃は空襲で大変だった。 
何時頃からかは忘れたが市街地では家の強制撤去が行われていた。
密集地での類焼を防ぐための家の間引きだ。
よそ者で未成年の私に詳しい事情は知るよしもなかったが、古い立派な屋敷が壊されて行く現場は何度か見た。
消防団のような人たちが外側を剥ぎ、最後に何人かが綱を引っ張って引き倒していたように思う。
辛い光景だった。 祖先や家族の歴史を刻んだ家だったろう!
やがて街のアチコチに四角な空き地が見られた。
終戦になってから聞いた話で真偽は知らないが、取り壊されて数日後に戦争が終わったそこのご主人は気が狂われたという噂が流れた。
空襲で焼け野原になった街もあり、辛うじて空襲は免れてもいろんな悲劇があったが、国民はただ耐え忍ぶしかなかった時代だった。 不平等も大きかったが運が悪かったと諦めるしかなかったと思う。

現在の破壊は経営合理化のためで、更地にはマンションでも建つのかも知れない。 私が心配する事はないと思うけれど壊されて行く様子を見ると昔々の哀しい光景が浮かんできた。