エレベータの故障2010/07/22

向日葵の季節
直射日光がギラギラと肌に降り掛かる昼下がりに医院に出掛けた。
帽子はかぶるが傘は面倒だ。 
太陽のエネルギーを貰うと心身が活発になる気がするのは、テレビで見たどこかの國の草原の小動物が毎朝日光浴をしてエネルギーを溜め込むのによく似ている。 

週に一回の膝のヒアルロン酸の注射。 待たされるのを覚悟して近くの書店でNHK「風景スケッチ」のテキストを買って行った。
医院のビルに行くとエレベータの前で何人かが待っていた。
暫くして降りて来たのに皆で乗り込み。行く先ボタンを押したが点灯しない。
「オカシイから降りましょうよ」
と声かけてぞろぞろ降りたが一人残されたままドアが閉まった。
ご本人は平気そうだったけどこちらがパニック!
ボタンを押し続けてやっと扉が開いて出てこられた時はホッとした。

危なっかしいのに乗るのはゴメンだ。 傍らの少し若い女性に
「ともかく階段であがりましょうよ」
私はたまたま知っていたのだが、傍の重い扉を開けて狭い階段を登った。 密室状態だから目的のフロアのドアがロックされていたらどうしようと心配だった。
無事、到着したが 皆足が悪くて通院してるのに!!
恨めしいハプニングだった。
次々到着した皆さんも疲れきった表情だった。

でも 閉じ込められなくてヨカッタ!
10階当たりから落下するってことも有り得るのだし、何時も何の気なしに乗ってるけどあの密室も考えてみれば恐ろしい。
ま そんな事を何時も想定していたら現代は生きて行けない。
落下した時の心得、地面に着地する寸前にジャンプすると衝撃が緩和される、これって昔見た映画のシーンだったように思う。

2時間待って注射して戴いての帰りもまだエレベータは止まったままで、階段を降りると(膝の痛みは降りる時の方が辛い)1階のエレベータの横に「点検中」張り紙と階段への赤い矢印が大きき貼られていた。
猛暑のせいかしら。