スクーターの想い出2011/09/08

青い蜜柑
日本のあちこちに深い傷跡を残した台風もやっと去って秋の爽やかな風が涼しい。
久しぶりの青空を見上げながら、何もかも忘れてスクーターで走りたいなと思った。
こんな時、歳を取ったことをヒシヒシと痛感する。
七半まで乗れた免許を更新しなかった時から20年余り経ってしまった。

乗り物好きだった夫が中古のラビットを買って来たのは昭和30年代後半だったと思う。
その何年か前に初めてのボーナスで手に入れ1年も持たなかったポンコツのオートバイとは乗り心地が全然違う。
翌年には夫の念願の車、ダットサンの中古車が来てからはスクーターは私専用になった。
買い物も小学校の授業参観もこれで毎日ほんとうによく乗ったものだ。
自動車は免許は取ったものの最後まで好きになれず夫に頼りっきりで済まなかったと思っているが独りで風を肌に感じながら走る爽快さが堪らなかった。
何代買い替えただろう。 オートバイでなくスクーターだった。

夫の定年後海辺の家に移ってからも暫くは乗っていたが、家に居ることが多くなった夫の車に便乗するようになって何となく止めてしまった。
う〜ん 次は電動式の車椅子かな。
その時はスクーター型の格好いいのを買いたいな。