幸せ2010/07/02

小さな木馬
先日親しい知人とかわした会話をフ〜ッと思いだして気になった。
久しぶりのお喋りが嬉しくて一寸ハイになってた。 少しビールも飲んでたっけ。

「あなたって どうしてそんなに幸せなの?」
それから彼女の昔の苦労話を聞いた。
お姑さんのために尽くした数々の事、ダンナさんの姉妹に辛い思いをしたことなど、子育ての最中は大変だったと。
彼女は何時も幸せそうで、そんな話を初めて聞いて驚いた。
大変だったんだ! みんな黙ってるけど苦労したんだね。
私なんて ほんと ノホホンと義母に甘え、義姉さんたちによくしてもらって それが当たり前だと思っていた。
「私ってバカだから 何にも言い返せなかったのよね。どうしたら良かったと思う?」
と問われて、思わず生意気な事を言ってしまった。
「自分をバカっていうの逃げ口上だよ。 理に合わないって思ったらお義姉さんにそう言えば良かったじゃない。 お義母さまは仕方ないけど、でも真摯に話したらわかってくださったかも。
それが無理だったら期待しないで諦めて忘れることと私はそう考えてきたけど」
彼女の苦労に凄く同情して聞いてたのに、こんな冷たいことを言ってしまった。

「幸せって 自分で掴むモノ」
ほんとうに そうだろうか? 反省した。
今の私の幸せは周囲のみんなから貰っているものだ。
広げれば友人、世間、國、国境を越えても、いろんな形で幸せを貰っていることへの感謝を忘れてはいけないと思った。
幸せはモロいってことも判っている。 だから大切にしたい。
今度彼女に会ったら 言い過ぎた事を訂正して謝ろうと思っている。