ジャムと本2013/07/06

可愛い!
ともかく蒸し暑い!
朝、家人のとこへ寄ったら例のスモモが落ちていて傷のないのを拾ったら2kgほども。
ジャムにしょうとネットで調べる。
よく洗って皮も種もそのまま三つ切りくらいにして半量の砂糖にまぶして今寝かせている。
愛用している「ジャムの作り方」には杏は出ていたがスモモは見当たらず、ネットって本当に便利だ。
あとでゆっくり煮詰めるのだが上手く出来るかしら。

閑になったら片付けして大掃除しようと思っていたのに図書館からの通知で借りて来た
「芥川賞物語」川口則博 バジリコ株式会社
を読みかけたら面白い。 こんな経緯と裏話があったなんて。
馴染みの有る作品も、知らなかった作家のにも興味津々で読み返したくなった。

まだ半分も讀んでないのに また
「予約の本が入りました・・・」
のメール貰って飛んで行くと
「和菓子のアン」 坂本司 光文社
えっ って感じでパラパラッとめくったら面白そうで一気読みしちゃいそうだ。

メールボックスには数年前にとっていた
月刊誌の
「選択」 7月号
の贈呈本が入っていた。
辛口の論評についていけずに購読を諦めたのだが久しぶりに眺めると懐かしい。 
表紙絵はミケランジェロの素描だ。
灘高の記事が出ていて、昭和初期の灘中学校をよく知っている者として興味をそそられた。
また 定期購読しようかなて心が少し揺れている。
しばらく考えることにしよう。

添付写真のブラックベリーは散歩道の素敵なお庭になっていたのだから眺めるだけだけど可愛い。

夏本番!2013/07/07

もう 夏雲が!
もう 梅雨明けと聞いて早いのに驚いたが確かにもう夏空で上天気だ。
気になっていた寝室の大掃除をする。
ベッドカバーと掛け布団をベランダに干して、普段はあまり洗わない一番下の大きな木綿布とシーツ、枕カバーなど一式洗濯機の放り込んだ。
セミダブルだから総てが嵩高い。

脚立に乗って、書棚の上やクーラーの上、照明器具や天井までふわふわのモップで撫で回した。
ベッドのマットと絨毯は掃除機を強にして念入りにかける。

昔から毎日の掃除は苦手だけど、大掃除や模様替えなどだと張り切ってしまう。

強い日射しのお陰でお昼過ぎには洗濯物はスッカリ乾いてくれた。
久しぶりにベッドメーキングをしっかりやった。
マットが重くてシーツを巻き込むのが大変だったが長い竹の物差しで押し込んでみたら上手くいった。

まだ やれば出来るじゃん なんてちょっといい気分。
でも20年前に比べれば用心深くなった。
何をするにも
「面倒なことになるのはごめん。不精しないで 気を付けて」
と心の中で警告を発している。

さあ 明日はしわ寄せで雑多なモノを放り込まれてるアトリエ兼書庫兼物置の可哀想な部屋を奇麗にしよう。

子どもの頃からの 夏大好きは変わらないようだ。
それに昨晩、友からの久しぶりの電話が嬉しくて元気貰ったみたい。
話が尽きなくて長電話してしまってごめんね。

街に出て2013/07/08

アガパンサス(紫君子蘭)
最近、眼の端にチラチラ光が見えたり両目のピントがずれる。
軽い閃輝暗点も何回か起こったので半年振りに眼科医院へ行った。
いつも買い物に行く隣街より先で電車だ。
開始時刻チョット前に着いたが珍しく空いていた。

視力検査で少し視力が落ちていたが先生に検査して戴いた結果は
「変わりないですね。
 まったく心配ないですよ。何時もの目薬処方しておきます」
ほっとしたと同時に、なんだか神経質すぎるかなと恥ずかしい気持ちになったが丁度目薬も切れていたものと自己弁解。

早く終ったので駅の傍のショッピングモールであれこれ見る。
セール中で驚くほど安値でTシャツを数点選んでから店長さんらしい女性に
「羽織るもの 適当なの無いかしら?」
さっと選んでくれたのが気に入って、さすがプロだなと感心した。
その人の好みをすぐ判断されるのだろう。
この季節汗でびっしょりだから普段着は数が必要で良い買い物が出来た。

スケッチ会用のリュックも捜したがスケッチブックが入るようなのは嵩張って重そう。
それでも参考になったし安価なのにも驚いた。
私って最近ケチになってるなって苦笑してしまう。
少し高価なモノを買うときは家人にアドバイスして貰おうなんて、昔は何でも自分で決めていたのに変るものだ。

幾つになっても洋服選びは楽しいし、ちょっと洒落て軽いバッグなどつい買ってしまう。

サイダーの思い出2013/07/09

ビスクドール
今日も猛暑、こんな日は元気もりもりで普段は苦手な家事に精を出す。
朝食前に洗濯機をまわし、気になっていたセーターを二枚手洗いして、おまけにパンパステルのスポンジも徹底的に洗った。
やっぱり夏向き人間みたい。

汗をかいては冷蔵庫の冷えたサイダーを飲む。実に美味しい。
炭酸飲料は何となく私の胃には悪いと思い込んで十数年、飲まなかった。
先日、偶然見たTVの番組で身体にむしろ良いと知って、何だか懐かしくて早速コンビニでサイダーを買ってみたら美味しい。
すっかりハマって1,5ℓのを冷やしている。
ただし甘味控え中だから0kcalのだ。

昭和初期、三ツ矢サイダーは子ども達の大好きな夏の風物詩だった。
その頃の清涼飲料水は、自家製の梅酒か夏みかんシロップぐらいで、食料品店から届けてくれる三ツ矢サイダーとカルピスは貴重品だ。

小学生になったばかりの夏に珍しく風邪か何かで寝込みお医者さんに往診して貰った。
父は家に居たのに家族は診ない方針で、何時も来てくださる先生は自家用の人力車で来られる。
お抱えの車夫さんは黒い法被に股引姿で診察が済むまで門の外で待ってられるので母達がお茶を運んでいた。

病気は大したことは無くて診察が済むと先生と父は縁側の籐椅子で雑談し母が冷えたサイダーで持て成していた。
客間に寝かされていた私がそれを眺めていたら先生が
「しばらくサイダーは駄目だよ」って。
目が合った父が
小さな声で
「わるいな」
って済まなそうな顔をしてくれた。
そんなこと 全然気にしてなかったのに。

サイダーを見ると何故か80年近く前のあの情景が蘇る。
まだ平和で穏やかな日々だった。

絵に対する思い2013/07/10

初めて描いた油絵
遅い昼食を摂りながら、習慣で録画したTVを観る。
今日は6月に放映された日曜美術館「山河よ ふるさとよ 日本画家川合玉堂」を選んだ。
内心、無礼だと申し訳ない気がしたのだけど観だしたらスッカリ魅せられてしまって、食事なんてあっという間に片付けてしまった。

子どもの頃から大家として摺り込まれ、展覧会に出品されたのも観ている筈だが改めてお若い時の絵から83歳で亡くなられるまでの数々の作品に感激した。
奥が深い。

単純に見えるのに考え抜かれた構成と籠められた想いが伝わってくる。
毎日毎日スケッチを重ね、多くの絵を描かれて 最後に語られた言葉にお人柄を偲んだ。
「自分は生涯好きな絵を描き続けることが出来て大変幸せだった。
ただ残念なのは有名になり過ぎてしまって絵を描く時間がすくなくなってしまったことだ。
もっと 沢山の絵がかけたのに
もっと 沢山の人に
絵を差し上げることが出来たのに」

病床で描かれた最後の作品「出航」は診て戴いた先生に差し上げられたとか。 素晴らしい絵だった。

プロの方々は天性の才能プラス日夜時間を惜しんで努力してられる。
そして自分に厳しく先を目指されてる。
今、私が教えて戴いている先生にも常にそのことを感じている。

単なる趣味に過ぎなくても、何時まで経っても好い絵が描けないって嘆く前に、描かなくては話にならない。
アルバムの中に市民講座で油絵を習った時の初めて描いた絵の写真が残してある。 
あれから30数年が経ち現在の先生に教えて戴くようになってからでも20年あまりだ。
努力しなかった悔いは大きい。

添付絵は初めて油彩を触ったときの喜びが忘れられない私の第一作です。