アイスとかき氷2013/07/11

四ヶ月前には
猛暑が続くと夏好きの私も少々バテ気味だ。
日本の四季の変化って風情があって大好きだが、この歳になると少しテンポが速過ぎるんじゃないってっ愚痴りたくなる。

添付の雪の写真を撮ってから何ヶ月?
今 眺めると美味しそう!
甘いモノは控えるようにって先生から指示されてるのにアイスだけは止められない。
脂肪と甘みの少ないのを選んでるから本格的なアイスクリームには程遠い。
雪の写真眺めていたら、かき氷も長いこと頂いてないなと懐かしくなった。

子どもの頃の思い出。
戦前の冷蔵庫は氷で冷やすだけのもので、初夏になると氷屋さんの若いお兄さんが長方形に切った氷に鎌のようなのを突き刺しぶらさげて毎朝届けてくれる。
確か自転車でリヤカーを引っ張っていたと思う。
真夏になると1貫目から1、5貫目に増やして貰っていた。

子ども達はその氷をタオルの上に載せて金属製の丸い専用のカンナで削ってガラス皿に盛り赤や黄色のシロップをかける。
かき氷は真夏の楽しみな日課だった。

アイスクリームは保存出来ないからデパートの食堂に行った時くらいしか頂けないご馳走だった。
あれには必ずウエハースが添えられていて高級な感じ。

自転車の荷台に箱を載せ、アイスクリンって書かれた小旗をひらめかせ売り声を挙げながら走っていたが買って貰ったことが無い。
我が家だけでなく大抵の友達も同じだったみたいだ。
現在の清潔志向からは想像出来ない時代で子どもは回虫に悩まされ疫痢や小児麻痺などに、思春期になれば肺結核の罹患率も高かった。
親は神経質にならざるを得なかったのだろう。

そうそう、 昭和35年に夫の転勤で神戸から東京に移り住んでカルチャーショックの一つに「かき氷」がある。
関西では器にかき氷を盛ってからシロップをたっぷりかけて、かき氷をまた足して更にシロップをかける。
東京に来たらシロップを入れた器にかき氷をのせるから上が白くて薄い気がした。
何年か経つうちに洒落た名前の高級品になってしまいあまり縁は無くなった。