零戦の思い出2013/07/31

透明水彩でスケッチ
母の命日で珍しく切り花を買ったので今朝は水彩でスケッチした。
淡いブルーとピンクの優しい雰囲気が出したかったが、矢張り水彩は難しい。
でも先生の奥様の水彩画に刺激されて続けてみたい心境だ。

宮崎 駿監督作品『風立ちぬ』の新聞記事を見た。
映画館に何十年振りかで「レ・ミゼラブル」を観に行って以来また足が遠のいていたが「少年H」は懐かしくて観たいなと思っていた。
そこにまた「風立ちぬ」。
零戦が主題と聞くとこれも観たい。
どうして今、戦時中を描いた映画に皆が関心あるのだろうと不思議な気もする。
私などは 当時を思い出して時代の是非は置いて ともかく懐かしい。

女学校の3年生の夏休みだったかな、自由課題に零戦の模型を作った。
初めての挑戦だから先ず設計図を拡大して、これも初めて烏口を使って書いたがインクはボトッと落ちてシミになるし酷い出来だったな。
記憶はあやふやだが恐らくセットを購入して組み立てたのだと思う。
でもヒゴを蝋燭で曲げたり薄い緑の布を貼るのも難しかった。
あまり気乗りのしない親友二人を巻き込んで何とか80センチくらいのを完成させたが、傍観していた兄に冷笑されるし、つくづく自分の不器用さを思い知った。

零戦に惹かれたのは機首の格好がそれまでのと違って格好イイと思ったからだ。
夏休みの自由研究で夢中になったのはあの時だけだ。

二学期の初めに恒例の自由研究の展示会が有り、校長先生が講堂に集まった父兄に
「我が校も今年は時局に鑑み戦闘機の模型もみられました」と。
聞いてて恥ずかしかった。
戦闘機の使命なんて真剣に考えず、ただ新しい形に惹かれ、作ることが楽しかっただけだ。

「風立ちぬ」を観てみたい。