「”真珠湾”から70年」を観て2011/12/04

昭和初期の学芸会の写真
NHKスペシャル「”真珠湾”から70年」を観た。
第1回で主に日中戦争(当時は支那事変と言ってたと思うが)のことを取り上げていた。
80歳90歳代の方々の体験談に当時の風景の中にタイムスリップした感じになる。

戦争の当初は小学校の広い校庭に町民が集まり朝礼台の上に直立不動した召集兵は俄の丸刈りで額だけが青白かった。
町長の激励の挨拶、何回も繰り返される万歳、子ども達は日の丸の小旗を打ち振って「勝ってくるぞと勇ましく♫」の軍歌を繰り返しながら駅まで行進した。
家族には「おめでとうございます」の挨拶が繰り返されていたが若い奥さんの俯いた表情が子ども心にも気になった。
出征兵士の家にはその旨を示す表札が掲げられていた。
戦争が長引くに連れて町に若い男性の姿はめっきり少なくなり、出征兵士を送る行事も軍事機密に関するとかでひっそりと旅立つ方も多くなった記憶が有る。

日本兵と現地の子ども達とが仲良く交流している絵葉書なども有ったが現実の厳しさは時々帰還した親戚から聞かされていた。
今回の放送の生々しい話を伺ってその苦しかった体験と哀しみが痛い程伝わって来た。
封印して来られたであろう経験を語られるのは嘸辛かったと思う。
あの時を生きて来たものにしか解らないことだ。