曼珠沙華2013/09/23

彼岸花
散歩道で見かける小さなお地蔵さんの前の彼岸花が盛りだ。
遠くからパッと目立って
「ああ お彼岸だな」と気付かされるのだ。

昔は曼珠沙華(まんじゅしゃげ)と呼んでたが、子どもの達の間では死人花(シビトバナ)と言って絶対近寄ろうとしなかった。
毒が有ると信じていた。
墓場に多く咲いていた連想だろうか。
お彼岸に突如とし現われる幻想的な美しさに霊界との架け橋のように思えたのか?

結婚したばかりの頃に知人宅に遊びに行って彼岸花が花瓶に活けて飾ってるのに驚いた。
彼女は何の拘りも無く燃えるような赤さを愛でていた。
これまでの思い込みが融けて行く感じがした。

アルカロイドという毒があるのは事実でお墓や田んぼの畦道に彼岸花が多いのはモグラや野ネズミを防除するためということは後で知った。
それが子どもに大きく伝えられたのだろう。

TVでは一面に曼珠沙華の広がった観光地の賑わいも見る。
美しい情熱的な色と繊細な造形のこの花が愛でられるようになって良かった。

別名には地獄花(じごくばな)/幽霊花(ゆうれいばな)も。
何だか可哀想過ぎる・・・。
花言葉は「情熱」「悲しい思い出」「独立」「再会」「あきらめ」

今日は気合いを入れて季節の変わり目のケジメをつけるべく働こう!