京都紀行2(トロッコ、保津川下り)2013/05/09

トロッコ列車&保津川下り
京都二日目
いい目覚めだった。
孫娘との相部屋は5年前のイタリア旅行以来だなとちょっと想い出がよぎる。
午前中に嵯峨野のトロッコ列車に乗って、保津川下りしようということになっていた。
学生時代と新婚当初、京都にいて話は聞いていたけれどそんな余裕もなかったし初体験でワクワクしてしてしまう。

トロッコ列車、駅も列車もレトロな雰囲気だ。
天井の無い客車に新緑の樹々がせまり、見おろせば保津川の淡い緑の流れと磐々、日本画の岩絵の具で描きたい眺めにうっとりする。
幾つものトンネルをくぐりぬけて目的地に到着。

保津川下りの始点まではタクシーで結構距離が有ったのは予想外だった。
連休でお天気も好いから観光客で賑わっていたが朝早く出てきたおかげで44番、割合早く乗船出来た。
もっと急流を予想していたのに出だしは広く静かな緑の水面が広がっている。船頭さんは櫂と竿を操る方が前に二人、後尾の竿の方が一人で途中で場所と役目を交代する。
大きな様々の形の磐石や亀やサギなどが眼を惹く。

やがて待望の急流や狭い岩の間を辛うじて通り抜け、しぶきがコートや顔にまでかかってきたが楽しかったなぁ。
3時間?くらい楽しんで終点の嵐山に着いた。

嵐山も何十年振りだろう。
古いアルバムのセピア色の風景とだぶって来し方の年月を独り思う。
それで思い出した。
終点に付いた船は川沿いの狭い険しい道を始点まで人が引っ張って登るのだと聞いていた。終戦後暫くまでは本当にそうだったらしい。

午後は今日京都に着いた家族と合流してお墓参りだ。
続きは明日。