戦争体験と高齢社会を2013/05/01

可愛くってスケッチ
考えることの多い日だった。
戦争中のことと、独り暮らしの万一の時の対策についての話し合い。
どちらも重い課題だ。
戦争体験は過去のことだけど現在の世界情勢を観ていると考えさせられることは多い。

高齢者の救急対応については身につまされることが有ってから数人で話し合ってきたが、今日は輪を広げて更に幾つかの案も出て具体化しそうな感じになった。
でもまだまだ難しいことも有る。
しかし新しい方々とお知り合いになれてこれからが楽しみだ。

会合の後で親友に誘われて寄せて貰いお茶とお菓子をよばれながらひとしきり話が弾んだ。
ベランダにはシクラメンがまだ生き生きと花盛り、他にも素敵な花々が・・・。
「風が強い時はどうするの?」
「慌てて片付けるわよ」
凄いな。 私より先輩なのに。
お部屋もスッキリお掃除が行き届いていて散らかり放題の我が家が恥ずかしくなった。

今日集まった方々も同年輩だけれど皆様、生き生きと活躍しておられるご様子、必要ない話し合いだったかも知れないが用心はしておくに越したことは無いと自分に言い聞かせる。

友達の輪が広がりそう2013/05/02

クレマチスの花が今年も
所用で出掛けたらフェンスの外にクレマチスが見事な花を。
思わず見入っていたら中から奥様が出てこられた。
昨日の会合でお会いしたばかりでいろいろ話が弾んだ。
会釈くらいはしていたが、ゆっくりお喋りしたのは初めてで、やっぱり集まりを計画して良かったと嬉しかった。

夕方にはまたお仲間の相談かねてのティータイムにお呼ばれしている。
高齢者対策は傍観者ではなく自分たちで先ず出来ることから始めなくてはと考えるようになった。
そのキッカケを作ってくださった方は、人づてに退院される日が決まったと伺って本当に良かったと安堵する。

それにしても人間の性格って長い間には変化するものだ。
数え年4歳まで口をきかなくて母を心配させた私、自己主張することもなく本ばかり讀んで友達の後ろに隠れてた子ども時代、目立つことが嫌いで大人しかったのに、今は人一倍お喋りだ。
自己主張の塊のように思われているらしい。
ま 社交下手な点は変ってないようだ。

そろそろ 京都旅行の支度を始めなくては。
車だから気楽なのだけどこの季節には衣類の選択に迷ってしまう。

移ろい2013/05/03

乙女チックに
昨日のお世話になった方へのささやかなお茶のひとときはしんみりしながらも楽しい想い出になりそう。
その後、残った3人は滅多にゆっくり話す機会も無いからお喋りに夢中になって気が付いたら外は暗くなっていた。

六十数年前の思い出話に若い時の面影が見えてきて う〜ん さぞ可愛かっただろうなとほのぼのしてしまった。
働き盛りには苦労も夫々に。
人に歴史あり。
この歳まで長生きして一緒に笑ってられるって幸せなのだろうな。

今朝の連ドラの続きに「心旅」を見ていたら姫路から川西市の多田神社の名前が出てきて懐かしかった。
姫路城は小学校の遠足、神戸から岡山の山奥の父の生家の行くには姫路が乗り換え地点だったから時間待ちの間によくお城に寄った。
川西市も思い出の多い町で多田神社も馴染みだった筈なのにテレビに出てくる景色はまったく覚えの無い風景だった。

育った阪神間も六甲山の山並み以外は海も街もすっかり変ってしまったな。
面影が残っているのは京都ぐらい、それでも家々は60年前とは微妙に違う。
だから神社仏閣を観るとほっとするのかも。

明日は京都2013/05/04

カナメモチの花が
この辺りはカナメモチの植え込みが多くて歩道橋から見おろすと車道沿いに赤いラインが美しい。
お買い物の往きすがりにマンションの前の垣根の赤い葉の中に白い花を見つけた。
カナメモチってこんな花が咲くのだ。 ほんと花には疎い。

京都はこの時季どんな花が咲いているのだろう。
金閣寺はお花より新緑が素晴らしいと思う。
後は若い人にお任せだから気が楽だ。

10年前に夫の末期癌が解ったとき急遽、家族全員で京都旅行を決行して、まだ面影の残っている育った家を眺め、高校、大学や近くだった植物園などを回って高校時代のボート部の思い出の琵琶湖にも。
夫も医師から詳しい話は聞いていたのに平然としていて、この家族旅行は凄く楽しそうだった。

3年ぶりにお墓参りと若かった頃の想い出を反芻うして来よう。

京都紀行(1)2013/05/08

京都へ
京都から昨夜遅く無事帰宅しました。

5日(日曜日)午前8時出発、新東名の新緑に被い尽くされた山々の中をひたすら走って、パーキングエリアの新しい美しさと内容の充実に感嘆しながら、名物の美味しいうな丼を。

ふっと息子達が小学生だった頃に名神高速が開通して、東京から岡山の山奥父の生家までドライブしたことを思い出していた。
初めて買った中古の赤いダットサンで時速80キロしか出せなかったな。 
東名はまだ開通していなかったけれど浜松での鰻は忘れられない。
日本のこの豊かさ、清潔さ、便利さはあの頃には想像もできなかった。

サービスエリアには土地の新鮮な果物や漬け物、名産品が並んでいる。 帰りの楽しみと思っていたけれど帰途は時間に追われて寄れず残念だった。

3時過ぎに京都のホテルに到着。
車は時間はかかるけれど、乗せて貰っている私はホントウに楽だった。
夕方孫娘と二人、京都に来る一番の目的だった本能寺でのイベントを観に車で送って貰う。
この寺の有る寺町通は学生の頃、古書店が多くてよく通った。
今も何万もする古書が店頭に無造作に置かれていて眺めているだけでも心豊かになる。

夜のイベントは素晴らしかった!
はるばる来た甲斐があった。

  「踊り、奏で、描き、そして祈る」
     Dancing Drumming Drawing
  現代社会に向かって新しき芸術世界を発信する。

素晴らしい踊りの動きを大きく立てられた3面の画紙にどう描かれていくのか?
緊張感とその迫力にその迫力にただただ圧倒された。
音楽と身体の極限の表現で訴える、その動きと心をキャンバスに捉える。
素晴らしいの一語しかみつからない。
明晩が仕上げなのだが 真っ白な画面からの始まりが観れて私は満足だった。
でも完成した絵も観たいな。

京都は昔から歴史の古い土地柄なのに最先端の文化も花開く。
アートでも学問の世界でも自由な発想が育つ街だと思う。

夢心地に感激を反芻しながら二人でタクシーでホテルまで帰って遅い夕食を。
京都の一日目が終った。