「茨木のり子集 言の葉」を2012/02/03

雪遊び(粘土人形)
今日は節分 恵方巻きを買いに行った。
子どもの頃の関西ではこんな習慣は無かったが好物なのでお豆の方は省略しても毎年楽しんでいる。

出たついでに図書館に寄り讀みたかった茨木のり子の詩集を調べてもらうと3冊ヒットした。
「茨木のり子集 言の葉」筑摩書房  1〜3
嬉しかった。
3冊とも借りてずっしりと重いのを抱えて帰る。

お名前は知っていたがちゃんと讀むのは初めてだ。
1926年生まれで1歳しか違わないので時代背景も感じ方もすんなり流れ込んでくる。
後半のエッセイ「はたちが敗戦」に語られてることは私の体験と重なり、お父様が医師でいらして薬専に進学するようにという所もそっくりだった。私は空襲などを心配した父の配慮で実現しなかったものの親近感を持った。
彼女は薬剤師の資格を得ながら詩の世界に没入することになる。

選びぬかれた言葉の重みをずしっと感じつつも気持ちの良い旋律に乗せられて1冊目の詩は一気読みしてしまった。
もう一度 今度はゆっくり味わいながら讀もう。

詩は私には解らないと敬遠して来たが讀むキッカケを戴いて良かったと感謝しています。