思い付くままに2014/06/09

水彩で
昨日頂いた3本のカシワバアジサイ、梅雨の薄暗い室内が華やいだ。
今朝洗濯物を久し振りに外に干してから写生しようとしたら萎れかけている。
「夕べ、よく見なくてゴメンネ」
元気なのと、まだ半分くらい大丈夫そうなのを小さな花瓶に活け直した。 

残念だし申し訳なくて早速スケッチした。
水彩で白い花を描くのは特に苦手だな。

若い時は目まぐるしく、新しいことにのめりこんでいたが還暦過ぎた頃から興味が絞られて来ている。
工夫したり考えるコトの毎日が楽しい。

ご隠居さん気分だなと笑えて来て、昔の事を思い返した。

子どもの頃は女の子らしい遊びにもお洒落にも無関心で男の子の遊びが好きだった。
しかし、大正デモクラシーの考えに共鳴していた父でさえ一人息子の兄と女の子に対する差別は有った。
父の考えというよりそういう社会に適応せざるを得なかったのだろう。

その代わり女子に兵役の義務はなかった。
学校教育しかり、戦後になって就職しても差別は歴然としていたが、若かった私は甘やかされてもいた。
男女同権を主張し続けた世代だけど、現実には結婚して夫に庇護され、見送ってからは女性同士のお喋りに救われている。

シュウカツもした経験のない私には、今の若い世代が社会で仕事を持ち自立しているのを尊敬の目で見ながら大変なこと、まだ不条理な事も有るのかもと想像したりするがもうエールを送る事しか出来ないです。

梅雨の雰囲気のせいか今日は柄にもないことを書いてしまった。
朝干した洗濯物を取り入れた途端に雨粒がパラパラと。
一瞬の差で間に合ってラッキーでした。