定期検診に2014/02/01

紅梅満開に
胆石の手術をしてから今年の4月で3年になるがその時に膵炎を併発して未だに定期的に診療して頂いている。
今日はその予約日で朝早く出掛けた。
病院には30分も早めに着いたがもう満員だった。
やっと席を見付けてひたすら読書三昧だ。

1時間ほどして血液検査とCT撮影に。
エレベータで降りて脱衣室で着替えて検査室に行くとお馴染みの技師さんと看護師さんが「お久しぶり」って感じで笑顔で迎えて下さった。

私の血管は実に細いらしくて採血や点滴の度に迷惑をかけている。
無事成功すると思わずお互いに大喜びだ。

待合室に戻って小一時間待ってやっと呼ばれて診察室に入り腹部の画像の説明を受けた。
「膵臓の状態が良くなっているし心配な所見はないですね」
血液検査の結果も特に心配な点はないようだと言われてホッとする。
まだ結果のでないのも有るけれど、何時も慎重な先生の言葉には重みが有るから元気を戴いた。

先程帰宅したが朝から絶食しているのに全然平気だ。
普段は食べ過ぎなのかもとチョッと考えてしまう。

病院の帰り道に満開の紅梅を見つけた。
梅にも早咲きの種類が有るのかしら。
それとも同じ都内でも暖かいのかななどと考えながらカメラを向けた。
春めいて分厚いダウンコートでは汗ばむ陽気だった。

日曜美術館を観て2014/02/02

春めいて
二月になって気のせいか日射しが春めいて来た。
日曜日は近くの家人に顔を出すのが習慣になっているが、NHK「日曜美術館」を見出したら止まらなくなって最後まで観てしまう。
何時もは録画して後で観るのだが、昔から好きだった猪熊弦一郎を久し振りに観て引き込まれてしまったのだ。

彼の若い時の絵は見る機会がなかったが写実的だ。
30歳代でフランスに行き変って行く。
その後アメリカに渡ったころからの絵には馴染みが有るし好きだった。
80歳〜90歳と歳を重ねられたときの自由奔放な表現にすっかり魅せられてしまった。
幼児が描くような絵で、線だって力強いけれど美しいとは言えないのにあの絶妙なバランスの魅力は何処からきてるのだろう。

アカデミックな基礎の修練の上に積み重ねられた抽象化だから極度に単純化されていても安定感のようなものがあるのだろうか。
素人の私の素朴な疑問だ。
晩年到達された絵に憧れ、こういう心境になりたいと思うが無理だろうな。

もう4年前になるが偶然知り合って一緒にクロッキーなどの会に参加させてもらった方が独自の感性で大胆な絵を描かれていたのを思い出した。
彼女はアカデミックなものを一切排除してて、ニューヨークで個展をするのが夢と精力的にご自分の道を進んでいらしたがどうされてるかしら。
私が病気したので伺えないままになっている。

TVを見終わって大急ぎで家人のところへ。
結構、一週間分の連絡事項や報告や相談することがあるものだ。
新しい本も教えて貰って帰りには図書館に寄って予約して来た。

住宅街の庭先に黄色い水仙が鮮やかだった。

節分2014/02/03

節分
今日は整形外科で膝の注射の日で街に出たついでにストアに寄るともう恵方巻きがいっぱい!
巻き寿司は大好きだから独り用に小さなのを求めた。

福豆は先日のアトリエ帰りに懐かしくて買ったら鬼のお面がついてきて楽しくなる。
でも木製の升が無いと気分が出ないなと写真を撮りながら時代の推移を思った。

子どもの頃の関西では恵方巻きの習慣は一般にはなかった。
少なくとも我が家の周囲では聞いたことが無い。
神棚も仏壇も無い家だったけれど
「鬼は外 福は内」
と父が升を片手に抱いて先ず拭き清めた座敷に撒き、子ども達は炒り大豆とおまけのキャンディやチョコ、蜜柑などを争ってかき集める。

後は廊下の奥などに撒いた後、雨戸を開けて庭に向かって投げて終わりだ。
犬も大喜びだったな。
ご近所の家々からも雨戸を繰る音とともに賑やかな掛け声が流れて来た。
せいぜい小学1〜2年生頃までの記憶だ。

今 思い出したが昔は大豆を焙烙(ほうらく,ほうろく)という
浅い皿状の土鍋でから煎りしたものだ。
台所器具もすっかり変った。

さあ これから遅い昼食を。
今年の恵方はどちらだろう? ネットで調べなくちゃ。
あ 東北東でした。

読書とサポート窓口雑感2014/02/04

冬の夕景
暮れの発売と同時に買ったのに纏まった時間が取れなくて延び延びになっていた本をここ3日ほど集中して昨晩読み終わった。
分厚いのを病院や整形医院の待ち時間のために持ち歩く。
先日買ったリュックはこういう時便利だ。

前に紹介した
「深紅の碑文」上・下 上田早夕里  早川書房
大作だ。
感動した。
破滅の危機を迎えた未来の人間像を透徹した視線で描かれ引き込まれる。
正直 科学用語は難解のも有ったがここまで良く勉強したと彼女の努力に感心してしまう。 無論基礎が有ってのことだろうけれど。
帯に「作家デビュー10周年を迎えた著者の集大成、」とあった。
大成されたなと心から嬉しかった。

さて 今日は朝から懸案事項の解決対策の実行で電話の掛けまくりだ。

昨年9月に買い換えたエアコンの外付け機器の真下から水が流れるのに冬になってから気が付いた。
排水の管は別に有って通路の溝を流れるから漏水かと修理を頼むつもりで電気店に電話した。
年配の男性の方の丁寧な説明では、夏の排水は室内の湿気だが冬場は外気の低温の影響で外付けの機器自体の排水なのだそうで故障ではないと。
簡単な対策の相談にも納得のいく答だった。
昔の冷蔵庫の例えなど年配同士の良さもあるものだと感謝した。

パソコンの迷惑メール対策も二ヶ月程前に会社のサポート窓口に電話して教えて貰ったが、根本的解決にはならなかったので再度相談する。
若そうな女性の声だったが丁寧に教えてくださった。
設定方法は私には複雑で彼女の誘導なしには無理だったろう。
つくづく歳を感じてしまったな。
お陰で解決の目処が立った。

新しく作ったカードについての疑問も電話で解決。
最近は詐欺の話ばかり聞くから何でも疑ってかかっている。
先日の年金再調査の話も進展がないから電話で問い合わせると一年ぐらいかかると言われ、思わず内心「生きてないかもよ」。
最初に一言付け加えて欲しかったな。

今日は纏めてやったけれど、普段しょっちゅう聞きまくっている訳ではない。
ただ以前なら夫に任せていたことも独りで一応考えなければならないからサポート窓口は本当に有り難い。

初雪2014/02/05

初雪が!
昨日、ブログを書いているうちにもう夕刻の気配に
図書館から予約本到着のメールがはいってたっけ・・行かなくちゃ
とリビングに行って吃驚した。
窓の外は一面の吹雪で屋根や樹々はに白く積もっている。

待望の初雪だ。
 (通勤の方々は大変だったでしょうにゴメンナサイ)
早速重装備をして図書館に向かう。
ひらひらと舞落ちる大きめの雪が顔にかかり空を見上げると無数の白が舞っている。
うっすらと積もった銀世界が夢の中のようだ。

図書館に届いた予約本は
「老いの覚悟」下重暁子  海竜社 2011.12.22 発行
ここで教えて戴いて申し込んだもの、彼女のもう一冊は予約者が多くてもう少しかかりそうだ。

帰宅して夕食までに読み出したら止まらなくて一気読みしてしまう。
10歳近くお若いが責任あるお仕事をなさって来た方の強さに尊敬の念を持ち、それに比べて何時も腰が引けている自分が情けないと思いつつも共通項も有るなと親しみを持った。
どの年代だって個性は様々だ。

今朝はもう青空が眩しい。 
雪もすぐ解けてしまいそう。
これから選挙の期日前投票に出掛ける。