「日曜美術館」を観て ― 2012/05/27
日曜日の楽しみはNHKの「日曜美術館」だ。
今日は鉛筆だけで、巨大な紙に老人の顔や手を浮かび上がらせる画家の木下晋さん。
初めて知ったかただが、老人のしわの一本一本、肌の手触りまで感じられる精緻な画面は圧倒的な存在感だった。
ハンセン病で生涯の殆どを隔離された療養所でおくり昨年末87歳で亡くなった詩人の桜井哲夫さんの肖像画には胸を打たれた。
顔や身体は崩れ失明された姿は悲惨だけれど人間としての尊さが滲み出ている。
うまく言えないのだが外見に惑わされることの愚を思う。
最後の合掌された肖像画には深い精神性を感じて人間の根源を考える。
ゲストが山折哲雄さんだったのも良かった。
次元は違いすぎるが歳取ったなと皺やシミを気にしている自分を反省。
見終わった後、買い物がてらに近くの公園の玉紫陽花を観に行くと茶色く枯れた残骸が残っているだけだった。
この時季に毎年、楽しみにしていたのに時の移ろいは儚いものだ。
かわりにザクロの木の濃い緑の葉影に真っ赤な莟を見つける。
花が咲いて、実がなって、割れ目からゼリーに包まれた種が覗くさまを想像しながらカメラを向けた。
一昨日、満員の電車に乗ったせいでもないだろうが、咽が痛くて咳が出るので念のためクリニックで薬を戴いたら治って来た感じだが大事を取って散歩は早々に切り上げてストアで食糧調達して帰った。
今日一日はおとなしくしていよう。
今日は鉛筆だけで、巨大な紙に老人の顔や手を浮かび上がらせる画家の木下晋さん。
初めて知ったかただが、老人のしわの一本一本、肌の手触りまで感じられる精緻な画面は圧倒的な存在感だった。
ハンセン病で生涯の殆どを隔離された療養所でおくり昨年末87歳で亡くなった詩人の桜井哲夫さんの肖像画には胸を打たれた。
顔や身体は崩れ失明された姿は悲惨だけれど人間としての尊さが滲み出ている。
うまく言えないのだが外見に惑わされることの愚を思う。
最後の合掌された肖像画には深い精神性を感じて人間の根源を考える。
ゲストが山折哲雄さんだったのも良かった。
次元は違いすぎるが歳取ったなと皺やシミを気にしている自分を反省。
見終わった後、買い物がてらに近くの公園の玉紫陽花を観に行くと茶色く枯れた残骸が残っているだけだった。
この時季に毎年、楽しみにしていたのに時の移ろいは儚いものだ。
かわりにザクロの木の濃い緑の葉影に真っ赤な莟を見つける。
花が咲いて、実がなって、割れ目からゼリーに包まれた種が覗くさまを想像しながらカメラを向けた。
一昨日、満員の電車に乗ったせいでもないだろうが、咽が痛くて咳が出るので念のためクリニックで薬を戴いたら治って来た感じだが大事を取って散歩は早々に切り上げてストアで食糧調達して帰った。
今日一日はおとなしくしていよう。
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