昭和に生まれて(2)2019/09/20

大昔の色褪せた写真を引っ張りだしていたら、父の中学生時代の姿が。
名前は書いてないが父の面影がハッキリと偲ばれた。

明治27年に9人兄妹の末子に生まれて、小学校んでは神童と言われたとは伯母達がよく話してくれたが身贔屓も有ったろう。
中学校も無い山村で、少し離れた街に寄宿して中学に進学。

この写真を改めて観て、詰め衿の制服でなかった事に驚く。
生前に話しを聞いて置きたかった。
その頃の風習で、長男は家や山を継ぐけれど、末に生まれれば学歴が必要と親は考えたらしい。

旧制高校を目指していたのに、卒業間際に肺結核になって一年療養して、医師を目指すようになった話しは私も聞いた。

でもアノ時代によく一年で治ったものだと思う。

私は、父が大好きで、父に育ててもらったようなものだったのに、18歳で見送ったことが未だに悲しい。

TVで懐かしい景色を2019/09/21

夕食後、自室に帰って何気にTVを点けると、懐かしい景色が飛び込んで来た。
「ブラタモリ」で比叡山の話しだ。

終戦間際に滋賀県の比叡山の麓に疎開して、京都の女専に通っていた頃からよく登ったな。

結婚前に県庁に勤めていた頃は、山上の宿坊に泊まっての研修会などが有って早朝の琵琶湖を臨む景色が素晴らしかった。
京都側のケーブルカーで登り、根本中堂まで杉木立の中を歩くのも。
夫とも一緒に歩き回った思い出がイッパイ。

去年の夏に、京都のお墓参りの帰りに車で、比叡山の上を走ったらスッカリ変っていた。
ま 当然の事だけど。

車の中からは、思うような写真も撮れなかったけれど、懐かしい思い出がイッパイ浮かんで、家人の心遣いが嬉しかったです。

嬉しい休日2019/09/23

連休も関係無くなったなぁ、 体調もまだもう一つだし〜
今日は休息日なんてボンヤリTV観てたら、
思いがけず少し遠い家人からの「これから行くよ」の嬉しい電話で、急にシャンとした。

普段は、歳なんて考えるのも厭だしツッパってけれど、脚が弱ると気も弱くなってるなと自覚する。

買い物を兼ねて少し遠くまでドライヴ、嬉しい休日になりました。
片付けのアドバイスも色々貰って、明日から遣る事の方針も決まったし。

何とかスッキリさせて、ゆっくり読書と水彩画を描くのが夢です。

添付絵は、大昔描いたパステル画。
湘南に住んでた頃の庭と海が懐かしくて。

悪夢?2019/09/24

先日、何気に讀んだエッセイが心に残って、今日もう一度ユックリ読み返した。

淡々と綴られた幼い時の思い出、そして女学生になるとアノ戦争で軍需工場に動員される。
戦争末期の爆撃で逃げ惑い、田んぼに伏せるも間直かまで降りて来て機銃掃射を。
よく無事だったとハラハラして讀みながら、大昔の当時の事を思い出した。

疎開先の街道を歩いていて空襲警報のサイレンがなると同時位に、もう敵機が頭上に、伏せてソッと見上げると操縦士の顔が見えて銃を構えていた。
時々、そのシーンが浮かぶのだが、現実だったのか悪夢だったのか、今では確かめるすべも無い。

私も、自分の人生の思い出を書き留めて置こう。
記憶力が悪くなった自分のためにです。

添付写真は久々の青空が嬉しくて。

再整理に2019/09/26

先日、家人が来てくれた折に、欲しかったサイドボードの希望通りのを見つけて、滑り込み購入。
来るのは一ヶ月先だけど、取り敢えず引っ越し荷物の再整理に取り組む。

今は、何でも直ぐに購入出来る時代なのに、文具類やノート、用紙の山が引き出しを占領している。
必要になったら直ぐに買える環境になったのに、戦中、戦後は別にしても、郊外に住んでいたせいかな。

使い切れないものを抱えてる事も無いとアドバイスして貰って踏ん切れた感じ。
書類も本当に必要なモノだけを解りやすく並べよう。

そんなことを考えながら、青空に魅かれて大洗濯。
脚が弱ったのも、気がかりで遠くのストアに。
今、歩数計を見ると6028歩。
カートに頼りながらも、よく歩いたな。

何だか歳甲斐もなく、慌ただしい毎日が、もう暫く続きそうです。

添付写真は買い物に出た折に、珍しく道端で見かけたお花にホッとして。