雨もやんで2018/07/07

思い立って隣街の整形外科に久し振りに。
随分混んでて、あとで土曜日のせいかもって。
私など曜日に関係なくなってるのに、申し訳なかったな。

足腰の痛みを聞いて戴いて、半年経つからとレントゲンを撮って見比べて
「殆ど変わりないですね」
一応 ホッと。
両膝にヒアルロン酸の注射をして戴いて、帰りは脚がシャキッと軽くなった感じだった。

さあ 明日は予定のない日だもの、公園のお山に登ってみようかな。

ここまで書いて、チョット下に降りたら急にグラグラと。
えっ 戸惑ってるとすぐにTVで地震速報が流れた。
千葉の震源地では震度5と。
この辺りは震度3だったらしい。

報道の限りでは、大した被害は無かった様子だが、地震には臆病で、今もすぐに壊れそうな人形などを横に寝かして揺り返しに用心した。
もう心配なさそうです。

添付写真は、昔のスケッチブックから初夏の公園風景を。

珍しく2018/07/08

日曜日なのに、感ずるところ有ったのか珍しく家事に専念する。
ま 自室と身の回りのことだけだが、洗ったり磨いたり整頓したりで一日が終わった。

大昔、女専の寮に入った時に舎監の先生が、日曜日は安息日なのに時節柄仕方がないけど、せめて洗濯は午後にするように、と仰った言葉を未だに思い出す。

昭和19年だもの洗濯機なんかモチロン無くて、共同の流しで下着類を洗って、裏の物干場に。
生まれて初めての経験だった。

そのとしの12月から学徒動員で工場に通うようになると、昼夜3交代で休みは2週間に1度。
空襲警報で起こされるから着の身着のままで寝る毎日で洗濯なんてするヒマも無くなった。

あの頃のことを思うと今は本当に恵まれてると思う。
今は、別の悩みも有るのだろうけれど。

とラチもないこと考えてるうちにもう10時前に。
明日からに期待です。

添付写真は、昨日駅前の花壇で撮ったペチュニア?のお花。
強風で、カメラ構えたら帽子は飛ぶし、お花は揺れるし〜。

西瓜の思い出2018/07/09

西瓜が嬉しい季節。
甘くて瑞々しくて、懐かしい味に子どもの頃の思い出が重なる。

昭和の初期には、電話のある家は少なくて、毎朝ご用聞きさんが回っていた。

小学校の高等科を出たばかりのお兄さんが自転車に乗って、分厚い帳面をぶらさげて勝手口に。
八百屋さん、お肉屋さん、クリーニング店など。

因みに、魚屋さんは、中庭で大きな水桶の上に俎板を置いて捌いてくれるから大人の屈強な男性。
和菓子は週に一度くらいにお年の女性の方が回って来られた。
生みたての卵を定期的に届けてくださる小母さんも。

商店は少なく、市場はもっと遠かったけれど不便ではなかったみたい。

朝、ご用聞きさんに注文すると午後に届けてくれる。
夏になると、庭の枝折り戸につけられた鈴がチリンと鳴って大きな西瓜をぶらさげたお兄さんが入ってくるのが嬉しかった。
若いご用聞きさんは子どもにとっても良い話し相手で、時には一緒に遊んだり。

井戸水で冷やして半月形に切ってもらった西瓜を両手で持って、縁側にズラッと腰かけて食べる。
種は庭にプッと。
いま思うとお行儀悪いけれど、楽しかったな。

戦争が始まる前の昭和の風景です。

添付写真は、古いスケッチブックから西瓜の画を。

夏日2018/07/10

晴れて夏日に。
歯科医院の予約時刻に間に合うようにと外に出たら大気が熱い。
誕生日にプレゼントして貰った淡い花模様の日傘が有難かった。

青空に向かって、ムクムクと入道雲が湧き上がってるのを見るとワクワクしてしまう。
暑くても夏は心が踊る。

丁寧に治療して戴いた後は1時間は絶食だから、久し振りに公園まで足慣らしに歩いた。
でも 広場は日陰も無く、さすがに人影もない。
スケッチ用具も持って来なかったから、早々に引き揚げて図書館に寄った。

前面の棚に紹介されてる本の中に、夏目漱石のお孫さんが執筆されたご本が眼について、借りることに。
「漱石の長襦袢」<上><下>  埼玉福祉会

大活字本シリーズ とのことで、普通の大きさの本なのに
1ページに11行で字が驚く程大きい。

高齢者社会への配慮の趣意が最後のページに書かれている。
最初は驚いたが、すぐ慣れて読み易い。
明日にでも読み終われそうだ。

添付写真は、湧き上がっていた夏雲を。

夏目漱石を懐かしく2018/07/11

午前中に鍼灸院で鍼灸院で丁寧に治療して戴きながら楽しいお喋りも。
心身ともにほぐして戴いて、午後は心地良い疲れで座りこんで読書に耽る。

昨日、図書館でお借りした
「漱石の長襦袢」<上><下> 半藤末利子著 埼玉福祉会発行
                   (底本 文春文庫)
著者は夏目漱石のお孫さん(漱石の長女の筆子の次女)。
目次のあとに、夏目家の詳しい家系図が載ってて、それも興味津々だった。

父が漱石が大好きで客間の壁一面を占める書棚の一番下は、分厚い漱石全集がずらっと並んでいた。
字が大きくて読み易いから小学生の頃から讀み耽ったものだ。
「我が輩は猫である」「坊ちゃん」「坑夫」「心」「それから」「三四郎」〜
何度も何度も繰り返して。

少し大きくなると、漱石の元に集まる方々にも興味が広がった。
父とそういう話しをするのも楽しかったな。

留学中の神経衰弱や胃弱の事も聞いていたけれど、この本を讀んで肉親の目から語られたなまなましい漱石像に新しい思いが。

このところ、小説離れしていたけれど懐かしい思いで読み返したくなりました。