読書の一日2018/02/04

今日から立春。
立春って節分の翌日の一日だけと思っていたら、今ネットで検索して今年は2月4日から2月18日までって初めて知った。
何でも簡単に調べられて便利な世の中です。

部屋も一応片付いたし、明日からは予定が詰まってるから今日の日曜日は、文字通りの安息日と決め込み、ベッドで読書三昧。
 
「わたしたちが孤児だったころ」カズオ・イシグロ ハヤカワ文庫

ノーベル文学賞受賞作品で、先日讀んだ彼の「日の名残り」に感銘を受けたので讀み始めたが,大作で丁度半分讀んだ所で夕方になってしまった。

まだ感想が言える段階ではないけれど後半を讀むのが愉しみ。
ただ「日の名残り」の爽やかさとはチョット違うかも。

暫く讀む時間が無さそうなので今日の話題にしました。
讀みながら感じたのは、主人公を含めて登場する幼い少年少女の感受性と思慮の深さです。

さあ 明日からは楽しみと、遣ることがイッパイです。

コメント

_ プルートパパ ― 2018/02/04 21:25

カズオイシグロ受賞記念晩さん会のスピーチを掲載します。
(後半のみ抜粋)
「ノーベル賞は他の偉大な賞と同じく、小さな子供でも分かるようなシンプルなもので、それがきっとこれまで長く世界の人々の想像力を掻き立て続けてきた理由でしょう。自分の国の人がノーベル賞を受賞したことで感じる誇りは、オリンピックで自国の選手がメダルを勝ち取ったのを見て感じるものとは違います。自分の部族がほかの部族より優れていることを示したからと言って、誇りを持ったりはしません。むしろ、自分たちのうちの一人が人類共通の努力に著しい貢献をしたことを知って得られる誇りです。湧き上がる感情はずっと大きく、人々を融合させてくれるものです。
私達は今日、部族間の憎しみがますます大きくなり、共同体が分裂して集団が敵対する時代に生きています。私の分野である文学と同じく、ノーベル賞は、こうした時代にあって、私達が自分たちを分断している壁を越えてものを考えられるよう助けてくれ、人間として共に闘わねばならないことは何かを思いださせてくれる賞です。世界中で母親たちがいつも子供を鼓舞し希望を与えてきたような、母親が小さな子供に言って聞かせるようなものです。このような栄誉を与えられて、私は嬉しいと思っているでしょうか? ええ、思っています。私は受賞の知らせを受けて直感的に「のーべるしょう」と声に出し、その直後に、今91歳の母親に電話をしました。私は長崎にいた時、既に多少なりとも賞の意味を理解しており、今も理解していると思っています。此処に立って、その歴史の一部になることを許されたことに感動しております。ありがとうございます。」

スピーチに感動しました、母親は愛する家族と一緒だったから異国で頑張れたのでしょうね。
長文失礼しました。

_ みーみ ― 2018/02/04 22:30

美海さん こんばんわ(^_^)
カズオ イシグロさんの本 読んでみましょう(^_^)☆
しっかり 読書の時間 いいですね

今日はお話し聞きに行きました(^_^)☆
私は今 遠藤周作さんの 沈黙の声 を読んでいます
沈黙を書くに当たってのいきさつが かかれています
本で 沈黙 映画で サイレンス
両方 みているので とても 興味深いです

_ 美海 ― 2018/02/05 22:20

プルートパパさん
有難うございます!
じっくりと、噛みしめながら讀ませて戴きました。
教えられながら、共感の思いでいっぱいです。
”その直後に、今91歳の母親に電話を”
にジ〜ンと。
同年齢の思いと、今日読了したばかりの受賞作に描かれたの主人公の母の姿が思い浮かびました。
また ノーベル賞の意義も再認識でした。

素晴らしいスピーチを紹介してくださって心から感謝です。

_ 美海 ― 2018/02/05 22:37

みーみさん こんばんは(^^)
ここ数年、小説を読むことが少なくなってました。
文学界にも疎くなってて(ーー;)

遠藤周作さん 懐かしいです(^^v)
私の育った阪神間の家の近くの灘中学校(今は灘高校)に通ってられました。
随分讀んだのに,内容は朧にーー;
再読したくなりました(^^v)

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
干支で寅の次は何でしょう?
(平仮名3文字でお答えください)

コメント:

トラックバック