長崎原爆の日に2017/08/09

哀しい想いの日が今年もめぐってきた。

あの日、私は琵琶湖の畔に疎開していたし、長崎は遠い地で行った事すら無かった。
でもいち早く西欧の文化を受け入れ、キリスト教徒の多かったエキゾチックな様子を本で読み憧れていた。

有名な平和祈念像は、当時賛否両論が有ったらしいが私は今見ても素晴らしいと思う。
夫の定年後に各地を回ったのに、九州だけは門司までしか行けなかったのが今も心残りだ。

72年の歳月は非情に、記憶が偏って行く。
当時18歳の多感な歳だったのに。
私が子どもだったころに、日清、日露戦争の事は父母から聞いても頭で理解するだけで実感は湧かなかった。

でも でも 平和への願いだけは伝えたい。
いろいろ理由は有るだろうが人間同士が争う事の虚しさを心から思う。

夏空の美しいブルーと白い雲に魅せられながら、平和を心から願いました。