83年前の想い出2017/04/01

きょう
四月一日は私が初めて小学校という団体生活に足を踏み込んだ日。
昭和9年(1934年)、もう83年前のことなのに光景が鮮明に浮かぶ。

カメラを持っているのは一部の男性だけで母は勿論使えずその時の写真は撮ってもらえなかった。
でも大きな講堂の前のほうに250名くらいの新入生が腰掛け、後部には6年生が控えていた。
両脇に先生方と正装した母親が座っている。

母は、寡黙で友達と遊ぶコトも殆ど無かった私を心配そうに見ていたな。

新入生は順番に名前を呼ばれて「ハイ」と起立する。
次は自分だと身構えていたら違う名前を読み上げられた。
苗字はは合ってるのに「ヨシカズ」と。
そのころは女の子の名には「子」時には「江」が着くの常識だったから、先生が男の子の名前と間違えられたらしい。
本だけはよく讀んでたからそうも讀めるなと返事をした。
それに順番だもの。

母は私が泣き出すのではないかと心配したそうだ。

この時の思い出はブログを書き始めて初めての四月一日に書いてる。
小学校での毎日は楽しかった。
物珍しくてクラスメートの家を渡り歩いて遊び回った。
それまでホント世間知らずでした。

アルバムの1年生の時のクラスの記念写真を久し振りに開いたら懐かしくて、もう時効でしょうと思い切って添付しました。
公立で、しかも写真撮影のお知らせも無く皆普段着です。
私は先生の向かって右隣の2列目、半ズボンが好きだったのに珍しくスカート姿でした。
お優しくてイイ先生だったと懐かしいです。