今日は七夕2015/07/07

七夕飾り
コミュニティーセンターに出掛けたら大きな七夕飾りが目に飛び込んだ。
7月7日だったと沁みじみ子どもの頃の風景が憶いだされる。

もっとも戦前の関西では、ひと月遅れの8月7日に行うのが例だった。
その方が夏休みに入り星空もよく見える。

お茶の間の卓袱台を囲んで、この日ばかりは母と姉、兄、私と揃って積み上げた色紙や短冊で思い思いのものを作ったり書いたりしたものだ。

私は大きな色紙を折り畳んで細かい切り目を入れた後に引き延ばす網が好きだったな。

短冊には願い事を書く。
悪戯ざかりの兄が私をからかって読み上げるのがイヤで隠れて書いて目立たないところに吊るした。
何を願ったのかしら。

前日から出入りのテッタイさんが大きな笹を軒下に持って来てくれている。
思い思いに自分のを結びつけるが、母が一番喜んでいたように見えた。

暗くなった夕食後には父も一緒になって家族全員が縁側に並んで腰かけて星空を眺めた。
郊外で家々の灯も少なかったからホント奇麗な夜空で星座がはっきり見えた。

今日も梅雨の厚い雲に覆われて、星空はムリだけど七夕飾りを観て懐かしい想い出が蘇りました。

   七夕さま ♪
 ささの葉    さらさら
 のきばに    ゆれる
 お星さま    きらきら
 きん ぎん   砂子(すなご)

 五色(ごしき)の たんざく
 わたしが    かいた
 お星さま    きらきら
 空から     見てる