スキーの想い出2015/02/23

昭和26年頃のスキー
今年は積もる程の雪が降らない。
チョット淋しくて大昔スキーに行った頃のことを書きたくなった。

阪神間に育ってスキーには縁がなかったから、アルバイトしてた頃のマキノで滑った白銀の世界は忘れられない。

結婚して夫は京都の奥でよく滑っていたと聞いて羨ましがっていたら、会社の同僚の方々と行くから一緒に行こうと。
有頂天になって支度をする。

安物だったけれどスキーを買う。
ストックは竹製、スキーだって合板だったように思う。
ヤッケは生地を買って来て縫った。

鉢伏山だったと思う。
会社の方10人程の方々と民家のような宿に泊まって、女性は私独りだったけれど楽しかったな。

翌朝早く山を登る。
無論、リフトも無くて大変だった。
頂上について下を眺めると何の跡もついてない真っ白な斜面に感激して疲れがふっとんだ。

スキーなんて習ったことも無いから見よう見真似で止まり方、方向転換を覚えるが尻餅をついてばかりだった。
防水がきいてないから冷たいのが沁みてくるし汗もかく。
手先きが痺れそうだった。

お腹も空いた。
山小屋での熱いお饂飩が美味しかった。
それでも下山する頃には山道を結構上手く滑り降りたな。

次に行ったときは何人かの方が奥様同伴でいらして、女性同士で楽しく話が弾んだ。

でも翌年には待望の赤ちゃん誕生で私のスキーは終った。
家族連れで行くほどの余裕の無いキビシイ時代だったけれど、良い想い出があることが嬉しい。

古いアルバムから、昭和26年頃の懐かしい写真です。