二ヶ月毎の検診に2014/12/06

南天を見上げる
二ヶ月毎の検診に電車とバスを乗り継いで行く。
3年前に手術して頂いた病院だ。

バスを降りてから病院まで住宅街を歩いてたら軒先に大きく伸びた南天が眼についた。
難を転ずる・・病院に行く途中だから柄にもなく縁起をかついで嬉しくなってカメラを引っ張りだした。

それにしても伸び伸びと野性的な南天だ。
昭和初期の家にはお手洗いの前庭に手水鉢が有って、その横には必ず南天が植えられていた。
もっとこじんまりと剪定されていたと思う。

雪が降ると赤い丸いお盆に雪をこんもり盛ってチョット細長く固めてウサギに似せ、南天の赤い実が目、葉を耳に見立てて飾る。  
なつかしい雪ウサギだ。

そんなことを思い出しながら病院に着いたら相変わらず待合室は満員だ。
予約時刻から1時間以上待って呼ばれたが、先生のお顔がお懐かしくて不調を並べたが、自分でも大半は老化現象だと自覚している。

「お元気そうですね。 でも次回CT検査しましょう」
5分?くらいで、後は血液検査のための採取。

薬局で8週間分の薬を頂いて帰途についたのはもうお昼をとっくに過ぎていた。
念のために朝食抜きできたけれど全然お腹が空かない。
いつもは食べ過ぎかも知れないな。

二日続けての遠出は少し疲れたが一応済んでホッとしました。

年末気分2014/12/07

団栗を狙って
晴天の日曜日、昨日出来なかった洗濯物をいっぱい干した。
大気は冷たいが雲一つない青空に元気を貰う。

あっという間に12月も一週間が経った。 
今年中にやることがイッパイ、出掛ける予定も。

子どもの頃は親戚付き合いが多くて方々よく訪ねたものだが、ご隠居さんて、たてまつられていて何もしてるようには見えなかったな。

我が家は父が三男で家を出ていたし末っ子の両親のその又末子の私が産まれた時は祖父母は誰も居なかった。
祖父母のいる家庭が羨ましいとまでは思わなかったが興味が有った。

今の独り暮らしは淋しさは有っても気楽で自由なのも事実だ。
でも雑用が多過ぎる。
結構夫に寄りかかっていたことを思い知る。
電池切れ、機器の不具合、ちょっとした書類の整備、提出、力仕事、車に乗せて貰っての買い物などなど。

ま 傍で見て来たし道具も揃ってるから何とかやるけれど時間が掛かって仕方がない。
と愚痴ったが実際には家人の世話になっている事も多いのだ。

のんびり好きなことに打ち込みたいなと贅沢な事を夢みてるが、先ずは師走の片付けに専念しよう。
それに嬉しい予定も幾つか入っていて楽しみだ。

添付絵は以前にかいたもの、小さな動物が居るの判るかしら。

公園にスケッチに2014/12/08

初冬の公園で
珍しく予定のない日。
朝から溜っていた家計簿やお知らせの整理をする。
そろそろ来年度の家計簿を作って、去年までのレシート類も廃棄しなくては。

何年か前にWindowsを習いに行ってExcelで家計簿をつけたみたがやっぱり手書きに戻ってしまった。
大雑把なものだけど独り暮らしの各種経費の大体は把握して置かねば落ち着かない。
判ったからってどうってことはないのだが。

大体終って、遅い昼食を摂りながら窓から青空を見たらやたらにスケッチに行きたくなった。
手早く簡単な用意して1時間だけのつもりで出掛ける。

銀杏や紅葉の葉が殆ど散って、黄色に敷き詰められていた地面も茶色い葉ばかりになっている。
季節の移ろいの早さに感慨一入だった。

お山の上の日射しが暖かそうだったので斜面の芝生の上に直に座りこんで10分くらいのつもりで描き始めたら年配の男性に声かけられた。
一年前くらいから絵のグループに入って今展覧会してる所だと。

絵の話で盛り上がって手はお留守になってしまったが同好の士とのお喋りは楽しいものだ。

ま、スケッチのほうは中途半端でもう一つだけれどまた気軽にお天気の良い日は出掛けるようにしよう。

明日も良いお天気で有って欲しい。
友人の出品している展覧会を観に行く予定だ。

友人の展覧会を観に2014/12/09

クリスマスムード
友人が参加している油絵同好会の展覧会に出掛ける支度してたら共通の友人から電話貰って一緒に行く事になった。
彼女も忙しくて久し振りで嬉しい。

お天気もいいし、いそいそと連れ立って歩いていたら絵を描いてる友人にバッタリ出逢って、強引に誘った。
電車で数駅、乗ってる間もお喋りは尽きない。

ここへ来るのは2年振りくらいかな。
会場に行く途中のちょっとした広場にクリスマスのデコレーションが飾られ馬車が楽しい雰囲気だった。

いよいよ会場に。
同好会には大きな公募展とはまた違う魅力と親しさが漲っている。
友人の絵も素敵だった。
会場を一巡したころには、何だか自分も猛烈に描きたい気分になっていた。
空いていたので真ん中の椅子に腰掛けて暫く絵の話をする。
出品してる友人とともに絵は共通の趣味だけど4人とも違う教室だ。

そのうちに一緒に描く機会が有ればイイナ。

観終わってから近くのお店で珈琲とサンドイッチの昼食を摂りながら、またお喋りに花が咲いた。

帰えりに、揃って招待してくれた友達のお宅に寄ってお礼と感想を。
お陰さまで楽しい一日、若い頃に返ったようでした。

期日前投票に2014/12/10

モミジバフウの実
選挙の不在投票に出掛けた。
選挙日は行かれないかもしれないので用心して早めに済ませておくことがこれまでも多い。
会場の前に順番を待つ方達の長い行列が出来ていたのに驚いたが手順よくサッサと事が運んで思ったより早く済む。

一応、ホッとする。
戦後に女性が参政権を得た喜びを肌で感じているから、入院して圏外で投票出来なかった時以外に、どの投票も棄権した事がない。

一票の軽さ、無力さは感じても先人の口惜しい思いと努力を考えると無駄には出来ない。

かくも過去の思いを引き摺ってると思っていたのに、昨日の朝目覚めて気が付いた。
前日の12月8日の日米開戦のことをスッカリ忘れていたのだ。

例年ならブログに書かないまでも、あの日のラジオ放送に驚かされた事など諸々の想い出に浸り、複雑な想いになるのに、私ときたら目の前の雑事で頭がいっぱいだった。
そして呑気にスケッチに出掛けてる。

あの1941年 私は14歳だった。
当時の共通の想い出を語れるのはもう数少なくなった女学校のクラスメートだけになった。
来年は無理しても会いに行って昔話もしたい。

添付写真は12月8日に散歩してて見上げたモミジバフウ並木の赤い葉が散り尽くして実が鈴なりの情景。
この実の造形が好きでやがて地面に落ちると拾って帰るのが楽しみです。